清野菜名、ピクサー声優に初挑戦「ようやく叶って」 最新作『星つなぎのエリオ』主人公の叔母役

俳優の清野菜名がピクサー声優に初挑戦することが2日、発表された。ディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)にて主人公のエリオの叔母・オルガ役の日本版声優を務める。

清野菜名がピクサー声優に初挑戦することが発表された【写真:(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.】
清野菜名がピクサー声優に初挑戦することが発表された【写真:(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.】

オルガは宇宙飛行士を目指し軍の基地で衛星研究の仕事をしている女性

 俳優の清野菜名がピクサー声優に初挑戦することが2日、発表された。ディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』(8月1日公開)にて主人公のエリオの叔母・オルガ役の日本版声優を務める。

『トイ・ストーリー』『リメンバー・ミー』、昨年の夏に公開され、世界的な大ヒットを記録した『インサイド・ヘッド2』など、イマジネーションあふれるユニークな“もしもの物語”を描き、数々の心温まる感動を全世界に贈り届けてきたディズニー&ピクサー。

 その劇場最新作、ひとりぼっちの主人公エリオが、何光年も離れた星で、本当の居場所、大切なつながりを見つける物語を描く感動のファンタジー・アドベンチャー『星つなぎのエリオ』(原題:Elio)が、8月1日に劇場公開。この度、ある日突然主人公・エリオの親代わりとなり、戸惑いながらもエリオの本当の気持ちを理解したいと願っている・オルガ役を清野が務めることが決定した。

 オルガは宇宙飛行士を目指し軍の基地で衛星研究の仕事をしている女性で、ある日突然、甥・エリオの両親が亡くなってしまったことをきっかけに、親代わりとしてエリオを育てることになるキャラクター。そんなオルガ役に求められるのは、突然の環境の変化に戸惑いながらもエリオを心配し、エリオの本当の思いを理解したいと願う心優しさと、その一方で生活の変化から自身のキャリアに悩み葛藤する繊細な演技。清野はUSオーディションを経て確かな演技力に加え、自身の持つ芯の通った真っすぐな人柄が、エリオを思う真っすぐなオルガのキャラクター像と合致するということで、日本版声優の座を見事射止めた。

 回ディズニー&ピクサー作品の声優に決まった時の気持ちを聞かれると「ずっとディズニー作品の声優のお仕事にチャレンジしたいと思っていたので、ようやく叶って嬉しかったです」と喜びを語った。

 自身が演じるオルガについては「エリオとの関係性をどう築いていくか、どう育てていくか。そしてオルガには宇宙飛行士という夢があり、仕事の両立を悩みながらもがいているという役どころです。自分の内側に溜め込みすぎず、しっかり言葉でエリオに伝えて向き合っていく姿がとても魅力的だと思いました」とオルガのキャラクターの魅力を語った。

 またアフレコ時の思い出を聞かれると「アニメーションの声優は全てが初めてづくしでしたが、楽しんで収録することができました。ただ、声だけで全てを表現することの難しさがあり、悲しそうなシーンの時に、悲しい気持ちや感情を自分では乗せて演じていたつもりが、監督には冷たく感じると捉えられていて、声一つで表現するのって本当に難しいんだなと終始感じていました」と初めてアニメーションの声優に挑んで感じた難しさを振り返り、「普段お芝居をする中で、台詞がなくても視線や目の動き、肩の力の入り具合など全てを使って表現していたのが、声優は全てを声だけに乗せて表現するというのがこんなにも難しいことなんだと感じました。」と普段の芝居との違いも明かした。

 本作の魅力について「エリオが家族という存在がどういうものなのかに気づいていく瞬間はオルガを演じていて、とても胸に来る所があり、涙が溢れました」と大人が感動できる本作の魅力を語った。

 お気に入りのキャラクターについては「グロードンが可愛かったです。最初ちょっと怖いのかなって思ったのですが、そこから急に可愛い声が聞こえてきて、ちょっと臆病者で天然でギャップ萌えというかすごくキュンキュンしました。最初にエリオを糸でおくるみみたいに包んであげる所、母性をくすぐられました」と自身はグロードン推しであることを明かした。

 好きなディズニー&ピクサー作品は『リメンバー・ミー』とのことで「収録の前に見て号泣してきました。やはり家族っていいなと思ったのと、音楽で一つにしてくれる音楽の偉大さや、ミゲル君が好きなことを貫き通すカッコよさがすごく好きで、『リメンバー・ミー』の歌もすごく好きです」と作品への想いを熱弁した。

『リメンバー・ミー』ではカラフルな“死者の国”、『インサイド・ヘッド』ではユニークな“感情たちの世界”を舞台に描き、世界中を感動の渦に包んできたディズニー&ピクサー。どこにもなじめず「ここじゃないどこかに、僕の居場所がきっとある」と信じているひとりぼっちのエリオは、広い世界のどこかにきっとある“本当の居場所”を求めて、いつか何光年も離れた星に行く日を夢見ている。ある日願いが叶い様々な星の代表が集う場所“コミュニバース”に招かれることに。そこで、「ずっと友達が欲しかったんだ」という孤独なエイリアンの少年グロードンと出会う。“そのままの君が好きだよ”と言うグロードンと心を通わせるエリオだったが、ふたりの絆を引き裂く脅威が迫る―。エリオが美しい星々の世界で見つける? 大切なもの”とは?そして、孤独なふたりの出会いが生む、”やさしい奇跡“とは。

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