出川哲朗がハッキリ覚えているブレイクした瞬間 たけしから「調子にのるんじゃねぇ、この野郎」

お笑い芸人の出川哲朗が28日、テレビ東京系『あちこちオードリー』(水曜午後11時06分)に出演。ブレイクのきっかけと、盟友であるダチョウ倶楽部・上島竜兵さんとの思い出を振り返った。

出川哲朗【写真:ENCOUNT編集部】
出川哲朗【写真:ENCOUNT編集部】

「本当、泣きそうになった」と回想。

 お笑い芸人の出川哲朗が28日、テレビ東京系『あちこちオードリー』(水曜午後11時06分)に出演。ブレイクのきっかけと、盟友であるダチョウ倶楽部・上島竜兵さんとの思い出を振り返った。

 出川は1987年、ウッチャンナンチャンの内村光良、南原清隆らと劇団SHA・LA・LAを結成。90年からスタートしたフジテレビ系『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』で頭角を現した。

 だが、「そこにダチョウ倶楽部が入ってきた」ことで、「ダチョウさんがガンガン笑いを取るようになっちゃったから、あせり出した」とのこと。出川は「どうしよう、どうしよう。オレの持ち場が取られちゃった」と当時の心境を語ると、そんな折、日本テレビ系『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』からオファーが来たことを説明した。

『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』は、たけし軍団、ダチョウ倶楽部、松村邦洋といった芸人たちが、壮大なスケールで体を張った企画に挑む伝説的番組。出川は「絶対に頑張らないと」と意気込んだという。

 結果、出川は同番組でブレイク。MCの若林正恭が「覚えてます? 初めて自分が『お笑いウルトラクイズ』で跳ねた瞬間」と聞くと、出川は「もちろん、もちろん」と即答し、「それは『人間性クイズ』っていって、オレがドッキリにかかるクイズが、それがやっぱ、すごいウケた」と述べた。

 それを機に、ビートたけしに「『お前、来い』って真ん中に出された」そうで、番組ゲストの女性に「大ファンになっちゃった」と話しかけられた出川は「惚れんなよ」とひと言。すぐさまたけしに「調子に乗るんじゃねぇ、この野郎」と叩かれたそうだが、そのまま「じゃあ、お前の最後のひと言でCM行ってやるから、なんか言ってみろ」と見せ場をくれたという。

 ここで出川は「これからもよろしくな、たけちゃん」と肩を叩いたそうで、その瞬間、再びたけしがハリセンで一撃。それを合図にひな壇の芸人が中央に集まり、出川を「ボコボコにしてくれた」そうだ。
 
 出川は「痛い、痛い。やめてくださいって言いながら、本当、泣きそうになった」と回想。「やっと、ウッチャンナンチャンの仲間の出川哲朗じゃなくて、出川哲朗ピンとして、やっとスタートに立てたという、その喜びで……」と感涙の理由を告げると、「もう間違いなく、スタートはあそこだったんで……」と感謝した。

 続けて出川は、その収録後にダチョウ倶楽部・肥後克広から「てっちゃん、これで本当の仲間だな。これからよろしく」と声をかけられたことも告白。「また泣きそうになっちゃった」ものの、次に近寄ってきた上島竜兵さんには「誰がそんな目立てって言ったんだよ! オレの出番が減るだろうが!」とブチ切れられたそうで、出川は「ホントにちっちゃい男」と笑いながら懐かしんだ。

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