俳優の奥平大兼と出口夏希が29日、都内で行われたダブル主演映画『か「」く「」し「」ご「」と「』（5月30日公開）の前夜祭舞台あいさつに、Aぇ! groupの佐野晶哉、菊池日菜子、早瀬憩、中川駿監督とともに出席した。同作にちなんだトークなどで会場を盛り上げた。

　同作は、住野よる氏の同名小説を原作とする青春ラブストーリー。“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の、純度100％の尊い日々を描く。

　会場ではこの日、映画のキャッチコピーにちなみ、キャスト・監督が「純度100％の涙が溢れ出す」ことを発表することに。

“ミッキー”こと三木直子役の出口は「夜食が好きすぎて」と回答。「撮影とかあると、前日にいっぱい食べちゃうとむくみがすごいじゃないですか。で、私は本当にむくみやすくて」と告白。「オフの前日の過ごし方があって、死ぬほど好きなものを食べる。ジャンクフードとか炭水化物とか食べて、そのまんま寝る。次の日、起きたときに『幸せだ?！』となる」と話し、「（むくみで）目、二重とかないくらい（になる）。唯一の幸せが、夜食を食べることです」と満面の笑みを見せた。

“ヅカ”こと高崎博文役の佐野は、奥平とドライブに行ったときのことを回想。「松山千春さんの『果てしない～、大空と～！』という曲を、撮影が休みの日に、大兼と2人で新潟の海辺をドライブしながら聞いたときに、マジで泣きそうになった。新潟の自然と、撮影の楽しい思い出と……2人でこの曲を聞いて。2、3時間のドライブの中で、5、6回（泣きそうになった）」と述懐した。

　引っ込み思案で自分に自信が持てない主人公・大塚京を演じた奥平は、フリップで「こういう時に何もでてこない自分に」（原文ママ）と回答。周囲から失笑が起きる中、奥平は「インスタグラムですごい長文を書く。一回、メモで下書きしてコピーして、一回マネジャーさんとかに確認してもらう。コピーのときに、間違えて消しちゃうことがある。『そういうときに涙がとまらない』とかにしようと思ったんですけど、（フリップを披露する順番が）最後やし、皆どうせ面白いエピソード持ってくるんだろうな、と思って、うわ～！　と思って思いつかなくて……」と白旗を上げた。

　また、イベント終盤、マスコミ向けのフォトセッションでハートのポーズを求められると、奥平と佐野は、2人でハートマークを“共作”。会場に集まった女性ファンから黄色い声が漏れた。