GACKT、閉山中の富士山で相次ぐ遭難者に苦言「ルール破っておいて、いざとなったら他人に命を懸けさせる」
歌手のGACKTが27日、自身のXを更新。閉山中の富士山での遭難者について持論をつづっている。

「その覚悟を持って楽しんでほしい」と呼びかけ
歌手のGACKTが27日、自身のXを更新。閉山中の富士山での遭難者について持論をつづっている。
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GACKTは「【方針】山梨県、富士山での遭難者ヘリコプター救助の有料化検討 9月に条例案提出へ」と題されたネットニュースを引用する形でXで持論を発信した。
「閉山中の富士山で、無謀な登山による遭難が相次いでいる。救助に出るヘリの燃料費は1時間で40~50万円。これは金額の問題だけの話じゃない。救助する側も命懸けだってことを理解しなきゃならない」と訴えた。
自身の経験を踏まえ、「ボクもヘリの操縦訓練をしているが、山に近づくと予想もつかない乱気流に巻き込まれる。そんな状況でホバリング中の機体は、一瞬気を抜くだけでバランスを無くし墜落することも珍しくない。山間に近づくってのはヘリにとっては危険な行為で、救助している側も命懸けだ」と続けた。
さらに「登山を仲間と楽しむのはいい。家族と会話を交わしながら登るのもいい。だが、閉山中となると話が別だ。そこには明確な『禁止』の理由がある。ルールを守った上で楽しむのが筋だろ? それを破っておいて、いざとなったら他人に命を懸けさせる。おかしくないか?」と疑問を呈した。
そして「どれだけ準備をしていても事故が起きる可能性はある。ルールを守るのはもちろんだが、“万が一”の想定は、何をするにしても絶対に必要。楽しむ自由を選択するなら、その代償と責任を引き受ける覚悟がなければ、周りの人をも巻き込むことになる。その覚悟を持って楽しんでほしい」と呼びかけていた。
