本田翼、カンテレ・フジ連ドラ初主演 大人気漫画を実写化「すごいものを映像化しようとしているなと」
俳優の本田翼が7月1日にスタートするカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(火曜午後11時)で主演を務めることが28日、発表された。本田は本作がカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ初主演となる。また、岩瀬洋志、増子敦貴、志田未来が出演することも分かった。

女×女×男の3人が彼氏を33%ずつ”シェア”する前代未聞の四角関係『シェアラブコメディー』
俳優の本田翼が7月1日にスタートするカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(火曜午後11時)で主演を務めることが28日、発表された。本田は本作がカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ初主演となる。また、岩瀬洋志、増子敦貴、志田未来が出演することも分かった。
このドラマは老若男女問わず、全ての人を虜(とりこ)にする不思議な魅力を持った“ナチュラルボーン天使の北くん”こと、真中北(岩瀬)に恋をした、看護師の浅田南(本田)、パン屋の店員・比留間東子(志田)、書店員の西野悠(増子)の3人が、これ以上恋のライバルを増やすまいと北くんの愛を3等分ずつシェアする「33%の会」を結成。北くんと4人での同棲生活を送るというシェアラブコメディー。原作は榊こつぶ氏の同名大人気漫画で、双葉社の月刊漫画誌『JOUR COMICS』で連載中だ。
本田演じる看護師の浅田南は、自慢の美貌を武器に恋愛経験が豊富でサバサバとした性格。ある日、勤務先の病院で北くんに出会い一目ぼれ。東子、西野と「33%の会」を結成し、3人で北くんをシェアして暮らしている。隙あらば北くんを独り占めしようという、おちゃめで自由奔放な性格だ。
本田はモデルとして活動を始め2012年に俳優デビュー。『GTO』(12年)などで注目を集めたほか、近年では『ラジエーションハウス』(19年)、『君の花になる』(22年)『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』(23年、24年)など、話題作に出演。ドラマだけでなく映画、バラエティーと幅広い活躍を続けている。
志田演じるパン屋の店員・比留間東子は、真面目が取り柄の料理大好き女子。30歳を過ぎて上京し、パン職人を目指して日々努力している。北くんに手料理を振るまうのが何よりの幸せで、周りにも気配りができるいわば仲裁役で、4人の共同生活には必要不可欠な存在だ。
志田は連ドラ初主演作『14才の母』(06年)での熱演が評価され、橋田賞の新人賞を史上最年少(当時13歳)で受賞した。最近では『下山メシ』(24年)、『ホットスポット』(25年)などに出演。
岩瀬演じる真中北こと「北くん」は、男女問わず全ての人から愛される“ナチュラルボーン天使”。他人を受け入れ、全てを包み込む北くんだが、家族構成や過去など全てが謎に包まれている。岩瀬は『最高の教師1年後、私は生徒に■された』(23年)、『スノードロップの初恋』(24年)、『新空港占拠』24年)などに出演。
増子演じる西野悠は勤務先の書店で、北くんと出会い、恋に落ちてしまう。西野は本や漫画が大好きで好きなキャラクターのコスプレを楽しんでいる。クールな性格でオタク気質だが、ある出来事がきっかけで女性不信に陥っている、という役どころだ。増子は19年に男女7人組のダンス&ボーカルグループ・GENICのメンバーとして活動をスタート。21年から『機界戦隊ゼンカイジャー』に出演するなど俳優としても活動の場を広げ、『体感
予報』(23年)ではW主演をつとめ、舞台『千と千尋の神隠し』のハク役でも注目を集めた。
本田翼「新しい感覚のドラマだと感じました」
以下、コメント全文
○本田翼
――オファーを受けた際の感想やドラマの印象を教えてください。
「お話をいただいて原作をすぐに読ませていただきましたが、『すごいものを映像化しようとしているな』と思いました。かなり現代的と言いますか、今までの恋愛系の作品にはない、新しい感覚のドラマだと感じました」
――本田さんが演じる浅田南はどんな人物ですか。
「浅田南は声も大きく自分勝手ですがついつい人の面倒をみてしまう、というキャラククターです。看護師の仕事もしているので他人を放っておけず、人を守る気持ちをどこかに持っているんだと思います。一方でガサツな一面もありそのギャップがすごく楽しい役柄です」
――ドラマの見どころや、注目してほしいポイントを教えてください。
「シェアラブコメディーということで、好きな人をシェアする・恋愛もサブスクする? 令和の時代の新しい恋愛ドラマになっているのが見どころですが、その中にも、どういう選択をして生きていくか、現代ならではの悩みだったり人間関係だったり普遍的な問題も扱っている点がポイントだと感じています。共感したり、ほっこりしたり思わずクスッとした笑いなどテンポの良い作品になっていますので、たくさんの方に見て頂けたら嬉しいです」
○志田未来
――オファーを受けた際の感想やドラマの印象を教えてください。
「ラブコメ作品に参加させていただくことが初めてで、わたしの念願でもあったので、今回それが叶ってとっても嬉しいです! この作品は登場人物一人一人が、家族や仕事、自分の人生に向き合って悩んで、もがいています。ただのキュンキュンラブコメではなく成長物語だと思って見ていただけたら嬉しいです」
――志田さんが演じる比留間東子はどんな人物ですか。
「シェアハウスのリーダー的存在だと思います。自分のパン屋さんを持つという夢を持ちながら、自分の家族ともまだ向き合えてない部分もあり、年相応の悩みを持つ、しっかりとした女性だと思っています。たまに感情が爆発して南と言い合ったりしている部分を可愛らしく思います」
――志田さんと東子の共通点はありますか。
「私は計画的に物事を進める癖があるので、そういったところは東子と通じるところがあるのかなと思っています」
――撮影現場の雰囲気はいかがですか。
「4人でのシーンが多いのですが、いつも賑やかで和気あいあいとした楽しい現場です! みんなおしゃべりなので朝早くても会話と笑顔が絶えないです!」
○岩瀬洋志
――オファーを受けた際の感想やドラマの印象を教えてください。
「北くんは自分と似た部分があまりない役だったので、演じるのがすごく楽しみだなと思いました。南や東子、西野それぞれのやり取りがとても面白くて、実際の芝居だとどういう感じになるのかワクワクしていました」
――自身が演じる北くん(=真中北)はどんな人物ですか。
「すごく不思議な子だなというのが第一印象ですが、そんな不思議なキャラクターになったのにもバックボーンがあるわけで。そういった過去もこれから描かれていくと思うので楽しみにしていただけたらと思いますし、自分も楽しみです。北くんは真理を突くような発言をすることが多いので、共感していただいたり、誰かの背中を押せるような言葉に注目していただきたいです」
――演じる上で意識していることは。
「北くんは“北くんの空間”を持っている、というのを意識しています。どんな人、どんな事、どんな物に対しても、前のめりに興味を持つことを意識しています。あとは“笑顔”です。北くんの雰囲気を馴染ませるようにお芝居中でなくてもなるべく笑顔を絶やさないよう意識しています」
○増子敦貴
――オファーを受けた際の感想やドラマの印象を教えてください。
「オファーを受けたときは単純にうれしかったですね。家族にも報告して、『テレビで息子を見られるのがうれしい』と。僕もうれしくなって平和な一日でした(笑)」
――自身が演じる西野悠はどんな人物ですか。
「西野くんは過去の出来事がトラウマで、女性不信となった人物です。そんな中で自分の心を癒してくれた北くんに恋心を抱いています。一方で、同棲生活を共にする女性メンバーたちの心ものぞきつつ、過去の自分とも向き合っていきます。西野君はいろんな感情を抱きながら、この物語で成長すると思っています」
――撮影現場の雰囲気はいかがですか。
「僕はまだ演技経験も浅いので『本田翼さんだ!』『志田未来さんだ!』みたいな感じで…。あと岩瀬くんは元々、こういう髪型にしたいという時に必ず岩瀬くんの写真をもって美容師さんに『この髪型でお願いします』と伝えるくらい、岩瀬くんの顔が好きだったんです(笑)ですので、4人でいる時は常に緊張しています。今がピークかも…。仲良くしてもらえてうれしいなと思っています」
○原作者 榊こつぶ氏
「『漫画がドラマになる』自分の作品にこんなことが起こるなんて、本当にいいのかな? と不安もありましたが、脚本を読ませていただいたら、原作を活かしながら素敵に楽しく魅力的になっていて『ただただすごい…!』と感激しました。そしてキャストの皆様が、本当に豪華で…!! 私自身もですが、キャラクターたちもみんな大喜びしていると思います。見てくださる方々、作り上げてくださる方々、届けてくださる方々にとって、楽しい時間になりますように」
