脊髄損傷で「最悪寝たきり良くて車いす」からまさかのプロレス復帰 永田裕志が見た中西学のリハビリ「あれを見たら」

プロレスラー・永田裕志のYouTubeチャンネルが24日までに更新され、盟友である“野人”中西学を招いた映像が公開された。中西がかつての大けがについて振り返った。

中西学【写真:山口比佐夫】
中西学【写真:山口比佐夫】

2011年に中心性脊髄損傷の大けが

 プロレスラー・永田裕志のYouTubeチャンネルが24日までに更新され、盟友である“野人”中西学を招いた映像が公開された。中西がかつての大けがについて振り返った。

 セルリアンブルーのマットで活躍していた中西は2011年に中心性脊髄損傷の大けがを負った。長期欠場を余儀なくされた。

 永田は当時について「すごかったんですよ。手術されて成功して少しずつ動くようになっていくなかでリハビリされたでしょ。あれ夏だったんですよ。中西さんは飯食っておけば治ると思ってたんですよ。それで俺は焼肉弁当大盛りと特上寿司を買ってお見舞いに行ったんですよ。そうしたらね、暑い時期でみんな体真っ黒なはずなのに、顔が真っ白なんですよ。ちょっと肩のところがげっそりして」と振り返った。

 そんな状態のなか、中西は握力を戻すリハビリをしていたという。永田は「あれを見たら言葉にならなくなっちゃった」と明かした。

 中西本人は「恥も外聞もなくて(後輩の)永田に強いところ見せたいと思ってたんだけども、そんな余裕もなくて。本当だったら『近くに中華料理あるから行こう』って。そんな余裕もなくて」と語る。

 さらに「本当に悲惨なもんで、最悪寝たきり、良くて車いすって言われてたのが歩けるようになって。もういいじゃないって思うんだけど」とプロレス復帰することを目標にしていたことを明かした。

 永田は「本当にあれだけ丈夫でアルゼンチンバックブリーカーでジャイアント・バ1ーナードとか150キロ級を担いでるだろうと思われた人が、あの病院の姿を見て驚いた。それでも一生懸命な姿を見て何かやらないとなと。顔のやつれ方もすごかったんですけど、そのあと退院して道場来たんだよね。日焼けし動いた姿を見たら顔がガラッと変わっちゃったんですよ」と語った。

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