「ひげも一緒に食べながら…」市原隼人 破天荒僧侶ならではのひげ“あるある”を披露
俳優の市原隼人(32)が2日、都内の映画館で、主演を務めた映画「喝風太郎!!」(全国公開中)の公開記念舞台あいさつに出席した。破天荒な僧侶役を演じた市原は、撮影時の無精ひげ“あるある”を披露した。
本宮ひろ志の人気漫画原作 酒好きで非常識の僧侶が悩める現代人に「喝!」
俳優の市原隼人(32)が2日、都内の映画館で、主演を務めた映画「喝風太郎!!」(全国公開中)の公開記念舞台あいさつに出席した。破天荒な僧侶役を演じた市原は、撮影時の無精ひげ“あるある”を披露した。
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本作は、「サラリーマン金太郎」の本宮ひろ志の人気漫画が原作。長年の修行を終え、ボロボロの袈裟姿で町へ降り立った僧・風太郎は、大酒を食らい破天荒で非常識。出会う人たちはみな振り回されてばかりだが、彼らは思いのままに生きる風太郎といることで心が解きほぐれていく――。悩み迷える現代人を叱り人生を導いてくれるという修行エンターテイメントだ。
付けひげを使用して撮影に臨んだ市原は「風太郎の扮装、あの格好で(休憩時などに)蕎麦屋やレストランに行くんですけど、もう少し気を付ければよかったかなと思いました。あのまま普通になじんでいたので、それもどうかなと」と振り返った。2時間をかけるメイクだったためひげを外すことができなかったといい、「ひげも一緒に食べながら、大変でした」と笑顔を見せた。
登壇した柴田啓佑監督(35)が、店内の一般客の反応について、「最初はわからないと思うんですよ、みなさんクマみたいな姿にびっくりされていて。それが途中からSNSに情報が出だして、『市原さんがいる』みたいな話になりました。探しているんですけど、みんなわかっていないという感じはありました」と説明すると、市原は「そういう面も楽しかったです」と応じた。
市原は人生で影響を受けた金言について、エピソードを吐露。「20代前半の頃にプレッシャーで、外に出たくない、人にも会いたくないとなった時に、友達が家に来てくれました。自分がいろいろな悩みを吐いた時に『それは贅沢な悩みすぎる』と言われたことが忘れられないです。悩みを持っているのは贅沢であって、何かをできる場所を与えてもらった。それだけでも感謝をしないといけない、ということを言われました。それで変わりました。悩むだけでなくて考えることに変えて前に向かっていく。今でもそうですが、悩んだときには『これってすごく贅沢なことなんだな。そういう場所をいただけて、そういう場所に入って行けるのがうれしいことなんだ』と思えるようになりました」と、熱く語った。
また、ストレス解消法について、「時間の無駄遣いです。何時に何をしてこうしてとずっと追われているので、いまここでも寝れます。なので何も考えずに携帯を切って、(映画のストーリーのように)捨てちゃいけないですけどね。何も考えずに予定も立てずにいれることが幸せです」と明かした。
藤田富はIKKOの持ちネタの言葉で「人生を変えてくれた」
舞台あいさつには、つらい過去を背負いながらも金儲けを企てる健司を演じた藤田富(27)、ネット依存の詩織役の工藤綾乃(23)も登壇。
工藤は「私自身も携帯に依存してしまう部分があって、役柄が近く感じました」と告白。「役を通して携帯やネットに依存していると改めて感じさせてもらい、映画から学びました。私は友達が少なかったりするので、休みの日はネットとか動画配信を見ていたりしていましたが、『これじゃやばい』と思って、ちゃんと人と会うようになりました。工藤綾乃も喝を入れられました」と実感を込めた。
藤田は人生で影響を受けた言葉について、タレントIKKOの「どんだけ~」を挙げた。「僕が友達とケンカをしたときに、別の友達が『どんだけ~』と言ってきたんですよ。それが面白くて。自分が怒っているのがばからしく思えた。人生を変えてくれた言葉です。それに対して『どんだけ~』という感じですけど」と明かし、会場の笑いを誘った。