『バレーボールネーションズリーグ2025』前日本代表主将・古賀紗理那が初の日本代表戦解説「大変光栄に思います」

パリ五輪で現役を引退した前日本代表主将・古賀紗理那が日本代表戦の初解説を務めることが23日、発表された。古賀は『バレーボールネーションズリーグ2025』のBS-TBSで放送される女子開幕戦(6月5日)、地上波TBS系列で放送される日本ラウンド初戦(7月9日)、そしてパリ五輪でも対戦したブラジル女子との試合(7月13日)を担当する。

古賀紗理那【写真:(C)TBS】
古賀紗理那【写真:(C)TBS】

女子開幕戦は五輪4大会出場、ロンドン五輪と東京五輪で主将を務めた荒木絵里香と古賀のダブル解説が実現

 パリ五輪で現役を引退した前日本代表主将・古賀紗理那が日本代表戦の初解説を務めることが23日、発表された。古賀は『バレーボールネーションズリーグ2025』のBS-TBSで放送される女子開幕戦(6月5日)、地上波TBS系列で放送される日本ラウンド初戦(7月9日)、そしてパリ五輪でも対戦したブラジル女子との試合(7月13日)を担当する。

 長年、日本代表として世界の舞台で戦い、今の日本代表メンバーもよく知る古賀が、解説者としてどのように世界のバレーボール、そして新生日本代表チームを伝えるのか。

 女子開幕戦は五輪4大会出場、ロンドン五輪と東京五輪で主将を務めた荒木絵里香と古賀のダブル解説が実現する。他にロンドン五輪メダリスト・竹下佳江、アテネ・北京五輪出場の栗原恵など豪華解説陣が大会を盛り上げる。

 6月5日に開幕する『バレーボールネーションズリーグ2025』の男女日本戦全試合を、地上波TBS系列とBS-TBSで放送する。7月9日に開幕する日本ラウンドは全試合午後7時から地上波生中継が決定している。

 さらに、8月23日に開幕する『2025世界バレー』は、地上波TBS系列にて男女日本戦全試合を放送する。

 オリンピックと並ぶバレーボールの世界三大大会に数えられるネーションズリーグと世界バレー。男女それぞれ世界トップ18チームが出場するネーションズリーグ。昨年の2024年大会は、男女ともに銀メダルを獲得。世界バレーは、2年に1度開催されるバレーボール世界一決定戦。バレーボールの国際大会の中で最も歴史が古く権威のある大会である。

 世界バレーは22年までは4年に一度の開催だったが、25年大会からは2年に一度の開催となる。日本代表の最高成績は1970年、74年銅メダル(男子)。1962年、67年、74年金メダル(女子)。近年では、2010年に女子日本代表が銅メダルを獲得している。

 今季から女子のキャプテンに石川真佑が就任。男子日本代表のキャプテンを務める兄・石川祐希とともにバレー界史上初の兄妹キャプテンが誕生。初の外国人監督を迎える女子日本代表。昨年のネーションズリーグでは銀メダルと底力があり、新エース・石川真佑、セッター・関菜々巳らがセリエAで活躍するなど中心選手が成長。

 さらに、今季SVリーグ日本人トップ得点王・佐藤淑乃や、五輪メダリストを母に持つ身長185センチの秋本美空が次世代エースとして台頭し日本代表入りを果たすなど、新生ながらメダルを狙える陣容となった。

 男子日本代表は史上最強と謳われ、昨年のネーションズリーグでは銀メダルを獲得。世界ランク2位となったが、パリ五輪ではあと1点が取れずベスト4進出はならなかった。ロサンゼルス五輪でのメダル獲得に向けての新監督は、東京五輪でフランスを金メダルに導いた名将ロラン・ティリ氏。先日、欧州チャンピオンズリーグで初優勝し日本人男子初の快挙を達成したキャプテン石川祐希、今季SVリーグ初代MVPに輝いた髙橋藍ら主力が残る上に、“バナナサーブ”と称される弾丸サーブが武器の左のエース宮浦健人、世界トップクラスの高さを持つ大学生でアジア大会チーム最多得点の高橋慶帆ら成長株も日本代表入り。「世界一」という新たな歴史を目指している。

 古賀は「この度、現役引退後初めて日本代表戦の解説という大役を務めさせていただくことになり、大変光栄に思います。選手としての経験を活かし、コートの中で感じていたこと、考えていたことを、視聴者の皆様に分かりやすくお伝えできるよう、精一杯努めます。新生日本代表を応援できることが今からとても楽しみです。皆様と一緒に、熱い声援を送りたいと思います」と意気込みのコメントを寄せた。

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