中村アン、地上波GP帯連ドラで初主演「お母さん役、本当に未知の世界で…」 夫役は初共演の小澤征悦
俳優の中村アンと小澤征悦が、7月期のABCテレビ系連続ドラマ『こんばんは、朝山家です。』(日曜午後10時15分)で初共演し、夫婦役でダブル主演を務めることが、22日に発表された。

脚本は足立紳氏が担当 リアルな家庭の衝突と共感を描くホームドラマ
俳優の中村アンと小澤征悦が、7月期のABCテレビ系連続ドラマ『こんばんは、朝山家です。』(日曜午後10時15分)で初共演し、夫婦役でダブル主演を務めることが、22日に発表された。
本作は、2023年に同枠でのドラマ放送が始まって以来初の“ホームドラマ”で、脚本家・足立紳氏による完全オリジナル作品。自身の日記連載『後ろ向きで進む』をベースに、家庭のリアルな日常を描いた一家奮闘の物語となっている。
舞台となるのは、外から見れば“普通”の4人家族・朝山家。だがその内情は、家事も育児もそっちのけでエゴサーチに勤しむ“残念な夫”と、それを支えてきたにもかかわらず日々“キレる妻”と化している“スーパーウルトラな妻”の衝突不可避な日々。夫の夢である映画監督への道を支えながらも、子どもたちを巡る問題が次々と発生し、家族の悩みは尽きない。正論で罵倒し、ときに愛情をにじませながら衝突を繰り返し、共に前に進んでいく姿を描いていく。
主演の中村は、地上波全国ネットのゴールデン・プライム帯連ドラでは自身初主演。家庭内でリーダー的存在の妻・朝山朝子役を演じ、小澤は、かつては売れない脚本家だったが、妻の支えによって才能が開花したものの、いまや“がっかりな夫”となったクリエイター・朝山賢太を演じる。
中村アンは共演に喜び「賢太役が小澤さんで本当に良かったです!」
中村、小澤のコメントは下記の通り。
○中村アン
――今回の作品が決まった時の感想を教えてください。
「これまでは自分の実体験や経験をお芝居に活かすことが多かったのですが、今回は“お母さん役”。私自身、まだ結婚や子育ての経験がなく、本当に未知の世界で、その不安を監督にお伝えしたところ、『わからなくていいんです』と言っていただき、とても心強かったです。“家族”の物語には強く興味があったので、お話をいただいたときは『これはチャンスだ!』と思い、とても嬉しく飛び込ませていただきました」
――小澤さんとは初共演となりますが、印象は?
「小澤さんは本当にユーモアのある方で、現場ではリラックスできる雰囲気を作ってくれます。私が演じる朝子は賢太に対して、かなり強い口調で言葉をぶつけることが多い役なのですが、小澤さんは気を遣わせないようにドンと受け止めてくれる、とても優しい方です。小澤さんが醸し出す雰囲気にとても助けていただいていますし、賢太役が小澤さんで本当に良かったです!」
――視聴者へのメッセージ。
「私は結婚や子育てに少し理想を抱いてしまいますが、この作品を通じて“家族の現実はそんなに甘くないのかも”と感じました(笑)。それでもやはり羨ましさもあり、『家族って素敵だなぁ』と思います。朝子を全力で演じますので、ぜひご期待ください!」
○小澤征悦
――今回の作品が決まった時の感想を教えてください。
「足立監督から企画書をいただいて読んだときに、面白そうな家族のフワッとした優しいお話みたいな感じがしてすごくいいなぁと思ったんですけど、台本をいただいたら台詞量がえぐくて(笑)ふたりの夫婦のかけ合いというか、喧嘩なのか、そういうのも含めて結構あるので。(中村アンさんとは)待ってる時にふたりでセリフ合わせたりしています。試行錯誤しながら頑張ろうと思ってます」
――中村さんとは初共演となりますが、印象は?
「中村さんは今回初めましてですが、実際にお会いして色々お話させてもらったりすると、すごく心がやわらかい人なんだなというのを感じます。やわらかさっていうのは、自然に人が集まってきちゃうような。今回役名が朝子ですけど、朝がすごい似合う感じの、そういうプラスのエネルギーみたいなものがすごくある方だなと思って。朝子は中村さん以外ありえないんじゃないかなと思っています」
――視聴者へのメッセージ。
「『この家族を描くことによって、世の中にはいろんな人がいるんだなっていうことを伝えられたら』っていう、脚本家である賢太のセリフがあるんですけど、まさにそうだなと思っています。朝山家というひとつのちいさな家族の話なんですけど、見ていただいたみなさんが、こんな人いるな?とか、知ってる知ってる、俺もそういうことあるよね、こんなことでウジウジしちゃったりとか、喧嘩しちゃったりとか、もうどうでもいいことなのに、なんかその気持ちわかるなぁって共感できるお話だと思うんです。もしかしたら自分の家族の話かもしれない、っていう目線で見ていただけたら、より深くこのドラマを楽しめるんじゃないかなと思ってます」
