『機動戦士ガンダム』のMS・MAは想像以上に大きい? 実在の建物と比べてみた

1979年から放送開始された『機動戦士ガンダム』には、数多くのモビルスーツ(MS)やモビルアーマー(MA)、戦艦が登場する。画面狭しと動き回るモビルスーツたちの戦いに夢中になった人も多いだろう。ただ実際の大きさがどれくらいなのか、メートル表示で説明されてもピンとこない。もしもガンダム、ビグザム、ホワイトベースが実在したら、どれくらい大きいのか、身近なもので例えてみよう。

『機動戦士ガンダム』のMS・MAの大きさは?【写真:Getty Images】
『機動戦士ガンダム』のMS・MAの大きさは?【写真:Getty Images】

東大寺の大仏や、万博記念公園の太陽の塔に匹敵する大きさ

 1979年から放送開始された『機動戦士ガンダム』には、数多くのモビルスーツ(MS)やモビルアーマー(MA)、戦艦が登場する。画面狭しと動き回るモビルスーツたちの戦いに夢中になった人も多いだろう。ただ実際の大きさがどれくらいなのか、メートル表示で説明されてもピンとこない。もしもガンダム、ビグザム、ホワイトベースが実在したら、どれくらい大きいのか、身近なもので例えてみよう。

 2020年12月19日から24年3月31日まで、横浜港・山下ふ頭にて、高さ18メートル、重さ約25トンの実物大「動くガンダム」が公開された。高さ18メートルといえばマンションで地上から6階までの高さ相当だ。

 ちなみに世界最大の魚といわれるジンベエザメは、平均的な大きさは5.5~12メートルで、大きいものでは20メートル級の個体も確認されている。マンションとは異なり、こちらは動く姿を確認できるため、ガンダムの大きさをより実感するにはジンベエザメを見てみるといいだろう。

 またアニメ第35話「ソロモン攻略戦」に登場したジオン軍のビグ・ザムは、ビームを歪曲させる防御機能と、強力なメガ粒子砲を備えた巨大なモビルアーマーだ。頭頂までの高さは約60メートルで、ガンダムの3倍以上の高さを誇っている。

 身近なもので高さ60メートルある建造物を探してみると、20階建てのタワーマンションに相当することが分かった。タワーマンション以外では、1970年の日本万国博覧会で公開された太陽の塔(高さ約70メートル)と近い高さだ。つまり芸術家の岡本太郎氏がデザインした太陽の塔を見上げることで、ビグ・ザムと戦ったアムロの視線を味わうことができるのだ。

 その他、アムロたちが乗艦しているホワイトベースの大きさは所説あるが、全高は93メートルまたは97メートル、全長は262メートルまたは250メートルとされている。新幹線の車両1台の長さが約25メートルなので、10両が連なった長さがホワイトベースの全長ということだ。ホワイトベースの端から端まで歩こうとすれば、かなりの距離になることがわかる。

 また全高が約95メートルとなると、大阪の通天閣(高さ103メートル)に近い高さだ。そんな大きさのホワイトベースが空を飛ぶわけなので、実際に見たら圧倒されるにちがいない。

 アニメの設定の数値を実際の建物で例えると『機動戦士ガンダム』に登場するロボットの大きさには驚きを隠せない。こんな巨大なものを器用に操縦できるのだから、ガンダムの世界のパイロットは全員かなり優秀なのではないだろうか。

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