太宰治の「人間失格」がSFに! 文学部卒業の花澤香菜も「ビックリしました」
アニメ映画「HUMAN LOST 人間失格」(11月29日公開)の完成披露試写会が2日、第32回東京国際映画祭が開催中の東京・六本木のEXシアターで行われ、声優の花澤香菜(30)、木﨑文智監督(50)、ストーリー原案・脚本の冲方丁氏(42)が登壇した。
アニメ映画「HUMAN LOST 人間失格」(11月29日公開)の完成披露試写会が2日、第32回東京国際映画祭が開催中の東京・六本木のEXシアターで行われ、声優の花澤香菜(30)、木﨑文智監督(50)、ストーリー原案・脚本の冲方丁氏(42)が登壇した。
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日本文学の傑作、太宰治の「人間失格」を原案に、冲方丁氏がストーリー原案、脚本を手掛け、ポリゴン・ピクチュアズが製作した。GDP世界1位、年金1億円支給、120歳寿命保障の超長寿社会となった「昭和111年」の世界で生きるダークヒーローの物語。
主人公と心を通わせるヒロインを演じた花澤は「大学が日本文学文化学科だったので、もともと(太宰作品)は好きで、文学散歩で(太宰が自殺した)玉川上水にも行きました。もともと好きだった作品に今、関わることができたのはビックリしましたが、どういう風になるのかは分かりませんでした」と話した。
冲方氏は名作をSFに仕立てる苦労について、「2つのブレイクスルーがあった。1つ目は人間ひとりではなく、人間全体が失格した世界を描こうと思ったこと。2つ目は死がない世界を描くと決めたことです」といい、劇中のバイクアクションは大友克洋監督のSFアニメ「AKIRA」へのオマージュだと明かした。
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