コント師No.1を決めるお笑い賞レース『キングオブコント』の17代目キング・ラブレターズ（塚本直毅、溜口佑太朗）が16日、都内で行われた『キングオブコント2025』のエントリー表明会見に出席。優勝後に激変した人生について語った。

　2009年結成、ASH＆Dコーポレーション所属のラブレターズは、第1回大会から出場し、5度目の決勝進出で悲願の優勝。ロングコートダディ、3年連続のファイナリスト・や団らとの大接戦を制して、史上最多となるエントリー・3139組の頂点に立った。

　エントリー表明芸人たちに迎えられ会見に登場すると、溜口は「優勝した直後に年内のスケジュールが全部埋まった。今もほとんど休みがないくらい。マジでキングオブコントパワー半端ないです」とコメント。塚本は「家族の安心感も変わった。今までは不信感しかなかったので」と優勝後の変化について語った。

　キングの象徴である真っ赤なジャケットに身を包み貫禄をただよわせたが、シークレットシューズを指摘されると、高身長コンビのレインボーと並ばされることになり「小さ！」と身長をイジられる。それでも溜口は、「デカさは関係ない！　小さくて虐げられていた人間が大逆転できる！」と熱弁した。

　ジャンボたかおが「賞金1000万円はどうやって使った？」と質問すると、塚本は「引越しを控えている。マンションから戸建てに引越します」と告白。気になる家賃について「賃貸で4万円上がった」と明かすと、微妙な数字にエントリー表明芸人たちはリアクションに困惑した。

　同じ質問に溜口は、「一気に恩返しができるチャンスだったので、今までお世話になったスタッフさんや事務所の方に100万円くらい商品券を配りました。そういう大胆な使い方もできる」とドヤ顔。さらに副賞のお米1トンを獲得して「マジで食費に困らない」と自慢すると、大食い芸人のジャンボが「米不足はあなたたちのせい！」、オダウエダ・植田紫帆が「日本に米を返せ！」とブーイングを飛ばした。