萩原利久、WOWOW連続ドラマで“DV夫”役 山下美月と3度目の共演「いつ見てもすごいなと尊敬」
俳優の萩原利久が山下美月が主演を務める7月11日から放送・配信スタートするWOWOWの連続ドラマW-30『殺した夫が帰ってきました』(全6話)に出演することが20日、発表された。山下とは、テレビ東京系『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』でのダブル主演、日本テレビ系『降り積もれ孤独な死よ』での共演以来、3度目の共演となる。

7月11日から放送・配信スタート
俳優の萩原利久が山下美月が主演を務める7月11日から放送・配信スタートするWOWOWの連続ドラマW-30『殺した夫が帰ってきました』(全6話)に出演することが20日、発表された。山下とは、テレビ東京系『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』でのダブル主演、日本テレビ系『降り積もれ孤独な死よ』での共演以来、3度目の共演となる。
DV夫を殺した妻。やっと手に入れた平凡な日常を過ごす中、殺したはずの夫が突然目の前に現れて……。本作は、そんなにわかには信じがたい出来事を機に、主人公と“殺した夫”の過去の罪と愛が交錯する衝撃のサスペンスミステリーだ。
原作は、2021年に小学館より刊行された桜井美奈氏の同名小説。桜井氏の作品がドラマ化されるのは、本作が初となる。脚本は浜田秀哉氏、一戸慶乃氏。監督は加藤綾佳氏が手掛ける。なお、本作の全話放送終了後には同枠(金曜午後11時)にて、同じく桜井原作の連続ドラマW-30『塀の中の美容室』の放送・配信も決定している。
そんな本作で主人公・鈴倉茉菜(すずくら・まな)が“殺した夫”鈴倉和希(すずくら・かずき)を萩原が演じる。WOWOWの連続ドラマへの出演は、22年の連続ドラマW-30『早朝始発の殺風景』以来となる。
さらに、本作の特報映像も初解禁。殺したはずの夫・和希が再び目の前に現れた際の茉菜の驚がくの表情から始まる映像には、土砂降りの雨の中、和希を崖下に突き落とす茉菜の衝撃的な場面や、暴力夫だった過去の和希と、記憶を失くして別人のように穏やかな現在の和希の姿が対照的に映し出されるほか、物語の重要シーンの数々が緊迫感満載に散りばめられている。
以下、萩原のコメント全文
――本作のオファーを受けた際の気持ちを聞かせてください。
「シンプルにとてもうれしかったです。お話をいただいてすぐに原作を読ませていただき、寝る前に読み始めて、面白くてやめられず、そのまま朝になっていました。その段階でかなり難しい役だと想像できましたが、挑戦したいと強く思いました」
――脚本を読んでの感想を聞かせてください。
「全6話の中で、いわゆる前編と後編のような分かれ方をしている脚本だと感じました。実際に撮影をしてみても、前半と後半でやっていることも何もかも違っていて。その違いを、撮影していく中で面白く着色できたらと思いました」
――“殺された夫”である和希という人物をどんな人物だととらえていますか。演じる上で心掛けたこと、難しかったことなどを教えてください。
「和希には“DV夫”という、気性の荒い絶対的なキャラクターがありますが、僕が主に演じているのは記憶を失くしてからの現在の和希。だからどちらかというと現在の姿で和希のキャラクターをとらえて、茉菜と再会した時から和希という人が少しずつ出来ていくイメージで、かなりフラットに演じました。タイトル通り“殺した夫”なので、クリーンな人物に見える必要もない。演じる上で、サスペンスとしての見せ方と和希のリアルな見え方とのギャップのちょうどいい塩梅を探ることが難しかったです」
――山下美月さんとは3度目の共演となります。改めて、どのような印象をお持ちですか。
「初めての共演は6年前。その時は高校生とAIの女の子、今回は殺された夫と殺した妻という、特殊設定での共演が続いていて(笑)。だから山下さんとの共演シーンは、重い会話や難しい局面が多いのですが、ご本人はすごく明るくてたくさん笑う方で、シリアスなシーンの撮影でも、直前まで話していて、本番に入る瞬間すっと役に入れるのが、いつ見てもすごいなと尊敬しています」
――視聴者の皆様、楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いします。
「この作品を表す言葉として『殺した夫が帰ってきました』以上にぴったりなものはないなと思っていて。一見よく分からないタイトルだし、でもそれが起こるという意味で、『普通の話』であるわけがありません。だからこそ、ドラマの中での2人の会話や起こる出来事は、予想外のものが続きます。考えながら見てもらうのも、シンプルにこのひねったタイトルを受け取って見ていただくのも、どちらも楽しめると思います。初めから最後まで、さまざまなところが互いに作用し、すべてがつながっていくので、1話から最終話まで、できるだけ画面だけに集中できる環境で見てほしいです」
