俳優の横浜流星が蔦重こと主人公・蔦屋重三郎を演じるNHKの大河ドラマ『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』（日曜午後8時）。18日に放送された第19回では、大文字屋（伊藤淳史）に関する突然の事態と誰袖（福原遥）の驚きの行動が描かれた。SNSでは大文字屋の突然の事態に半信半疑の声が目立ち、誰袖には「ひどい」という厳しい声があふれた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　第19回では序盤、蔦重が、店をたたむことにした鱗形屋（片岡愛之助）から鱗形屋お抱えの作家・恋川春町（岡山天音）を獲得しようとしたがうまくいかずに店に戻った際、浮かない顔をした駿河屋（高橋克実）から「けさな、カボチャが…」と大文字屋の訃報を聞く展開が描かれた。大文字屋は前回、体調不良と思われるシーンが描かれていたが、突然の旅立ちだった。吉原の親父たちが、大文字屋を偲んで食べる食事は大文字屋の愛称にちなんでカボチャを使った料理のオンパレードだった。

　一方、終盤には、大文字屋の花魁・誰袖が大文字屋の旅立ちに際し、驚きの行動に出ていたことも描かれた。自分たちは夫婦になると言い、蔦重にある書面を見せた。そして大文字屋が亡くなる直前、誰袖が、意識がもうろうとした、フラフラの状態の大文字屋に500両で蔦重に身請けを許すという内容の文書を書かせるシーンが映し出された。序盤の亡くなるシーンでは、誰袖が戻ってきてと泣き叫ぶシーンもあったが、“遺言書”にうれしそうな誰袖に蔦重はあきれた様子だった。

　SNSでは大文字屋の死に、「何で死んじゃった？」「退場か」「突然の退場！？」「あのまま逝っちゃったんだ」「やっぱり亡くなったのか」「どこ行った？」という半信半疑の声が目立った。

　また身請けの“遺言書”を書かせた誰袖にSNSでは「ひどい」「怖い娘」「恐ろしい」「強引」「悪質過ぎ」「何を書かせているんだ」「身請け文書偽造とんでもない」「何てことを」という非難の声が飛び交った。一方、「面白過ぎ…まさか福原遥がギャグ枠とは」という声もあった。