SUPER EIGHTの丸山隆平が17日、都内で行われた『金子差入店』公開記念舞台あいさつに、真木よう子、三浦綺羅、川口真奈、寺尾聰、SUPER BEAVER（渋谷龍太、柳沢亮太、上杉研太、藤原“36才”広明）、古川豪監督とともに登壇した。

　刑務所や拘置所に収容された人への差入を代行する「差入屋」。本作は、あやまちの数だけ希望を届ける、何度つまずいても立ち上がると信じて――いまこの時代にこそ放つ魂を震わせる感動のヒューマンサスペンスとなっている。

　映画『泥棒役者』以来、8年ぶりの映画主演を務めた丸山。昨日全国公開されると「僕、昨日この劇場に来たんです」とこの日舞台あいさつが行われたTOHOシネマズ六本木ヒルズにいち早く鑑賞に来たことを明かすと、「ちょっとお高めのシートに座って映画を観たのですが、改めて素敵な映画に参加できたんだなと思いました。古川監督に感謝です」としみじみ語っていた。

　すでにSNSなどの反響をチェックしたという丸山は「つぶやきを見ていると、身近にいる大切な人と語り合っていると書かれている人が結構いるんですよね。世代、性別関係なく作品の思いが届いているんだなと実感できて、すごくうれしかったです」と感想を述べると「結構、詩的な表現をされている方もいて、SUPER BEAVERさんの歌詞とリンクして作品を深く観てくださっている」と鑑賞者の思考力の高さに感嘆していた。

　また作品タイトルにちなみ、共演者から座長を務めた丸山に「何を差し入れするか」という質問が飛ぶと、三浦は「たこ焼きヘアバンド」と回答。すると丸山は「僕らメンバーが東京に出てくる時、よくたこ焼きを食べさせてもらうことが多かったのですが、最近はあまりそういう機会もなく、スタイリッシュな感じのバンドになってしまったので、たこ焼きヘアバンドをつけて原点回帰したい」と笑顔を見せた。

　また、寺尾は「さっき職業欄になんて書くの？　と聞いたら、丸山君は『タレント』って答えたんだよね。もし『俳優』って答えたら、僕の持っている俳優の秘蔵の教科書をあげようと思ったんだけど、あげない」と述べる。

　残念そうな表情を浮かべていた丸山だったが寺尾は「ATELIER Zのショートスケールのベースをプレゼントするよ」とサプライズを明かすと、丸山は「やったー」と絶叫していた。