中居正広氏の「ヒアリングやり直せ」 反論受け橋下徹氏、第三者委員会に注文「あの程度の記述で『性暴力だ』って言ったら…」

元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏が14日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)にスタジオから生出演。当時フジテレビのアナウンサーだったAさんとの間のトラブルをフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビが設置した第三者委員会が提出した調査報告書で「性暴力」と認定された元タレント・中居正広氏の代理人弁護士が、12日に反論したことについてコメントした。中居氏側は「『性暴力』は確認されなかった」「中立性、公平性を欠いていると言わざるを得ない」などと発表した。

中居正広氏【写真:ENCOUNT編集部】
中居正広氏【写真:ENCOUNT編集部】

カンテレ番組に生出演でコメント

 元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏が14日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)にスタジオから生出演。当時フジテレビのアナウンサーだったAさんとの間のトラブルをフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビが設置した第三者委員会が提出した調査報告書で「性暴力」と認定された元タレント・中居正広氏の代理人弁護士が、12日に反論したことについてコメントした。中居氏側は「『性暴力』は確認されなかった」「中立性、公平性を欠いていると言わざるを得ない」などと発表した。

 要請を受けて中居氏側へ助言などをしていると明かした橋下氏の申し出もあり、性被害に詳しい上谷さくら弁護士も出演した。番組では中居氏側が第三者委員会に対し、ヒアリング記録、証拠資料などの開示を請求し、調査報告書に関して釈明も要求していると説明。主な主張のうち、初めに『性暴力という言葉を第三者委員会は漫然と使用』『暴力的、強制的な性的行為の実態は確認されなかった』について紹介した。

 第三者委員会は3月31日の会見で、「WHO(世界保健機関)が述べている性暴力の定義に今回の一件が該当すると判断し、その上で報告書に『重大な人権侵害』が発生したと記載をした」と説明。中居氏側は「性暴力という日本語から一般的に想起される暴力的、性的行為の実態は確認されなかったとして、WHOの広義な定義に基く性暴力の認定は中立性や公平性に欠けており、一個人、中居氏の名誉、社会的地位を著しく損ない、極めて大きな問題がある」と反論したとした。橋下氏は「第三者委員会が中居さんへの人権侵害の可能性大。ヒアリングやり直せと思いますね」と主張。

「事実関係よくわかんないまんまで『性暴力』『中居さんが重大な人権侵害を犯した』と。事実関係をみんな、どこまでわかってるんですかってこと。第三者委員会を皆さん、絶対視してますけど、正義のヒーローでもなんでもない。一弁護士集団。フジテレビは第三者委員会に依頼したから、フジ内部のことを第三者委員会に任すことはいいけど、外の人、中居さんのことをあの程度の記述で『性暴力だ』『重大な人権侵害を犯した』って言ったら……。第三者委員会って週刊誌と同じような立場。そんなこと週刊誌が報道したらどうなります?」と話した。

 橋下氏は中居氏の現状について「中居さんは事実を全部言いたいらしいです。それを(第三者委は)取り上げてくれなかったらしいです」と発言。「ここは第三者委員会と中居さんの当時の代理人と言い分が食い違ってるかもわからないけども」と補足した上で、「いま、中居さんは『すべてを語りたい。でも、いきなりこれを公にやってしまうと、非常に微妙な問題もあるから、まず第三者委員会にすべてをちゃんと話すから、それを基にもう一回、判断をしてほしい』と言ってます」と中居氏の思いを伝えた。
 
 青木アナが「ということは、性暴力の定義とか認定がどうかと言う前に、『あの第三者委員会がその認定をすること自体がおかしい』っていうことですか?」と確認すると、橋下氏は「だって、中居さんから(密室の)そこ詳細に聞いてないんですもん。その部分は。それを言おうと思ったら、『その話はいいです』と言われて、聞いてくれてない。僕が(中居氏側から)聞いてる限り。女性側の方からも意見もあるだろうけど、僕も一法律家として、第三者委員会も一法律家として、この事実を見て、僕も事実とか資料を見ましたけども、これはひどいぞと」と返した。

 青木アナが「ひどいというのは」と質問すると、橋下氏は「中居さんの当日の話がちゃんと聞かれてないんです」と即答し「行き違いがあるんだったら、もう一回、中居さんが言いたいこと、その当日のこと。第三者委員会で詳細に話をするんで。中居さん『やる』というふうに関係者から聞いてますから。もう一度、第三者委員会、これを踏まえて結論を出すべきです。(前回の3月31日のように)期限ありきじゃなくて、中居さんが『もう一回、ちゃんと話したい』って言うんだから、それを聞いた上でもう一回、報告書を考えてもらいたいですね」と再度のヒアリングを求めていた。

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