大地真央、役者業52年で映画初主演 15~92歳を1人で演じきる「大変おこがましいんですけども」
俳優の大地真央が14日、都内で行われた主演映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』(5月23日公開)の完成披露上映会に出席した。初めて映画主演を務めた心境などを語った。

主演映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』
俳優の大地真央が14日、都内で行われた主演映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』(5月23日公開)の完成披露上映会に出席した。初めて映画主演を務めた心境などを語った。
同作は、日本のファッション界に革命を起こし、デザイナーの草分け的存在にして、昭和から平成を駆け抜けたコシノ3姉妹の母である“ゴッドマザー”ことコシノアヤコ氏の半生を描く。
昨年、宝塚歌劇団での初舞台から約52年を経て、今回初めて映画の主演に挑む大地。オファーを受けた当時は「何しろ世界的3姉妹、コシノ3姉妹のお母様の役を、15歳から92歳まで、というお話をいただいて『映像ですよ?』みたいな(笑)。ちょっと、それにあまりにもおこがましいという風に思った。色んな御本を読ませていただいて、資料をいただいて『なんて魅力的な方なんだろう』と思いました。それで、大変おこがましいんですけども、やらせていただこう、という風に思って。で、始まったらこれ、楽しかったんです」とニッコリ。
続けて「今まで、例えばガブリエル・シャネルは12歳から72歳まで、マリー・アントワネットは12歳からとか、クイーン・エリザベスも17歳からとかあったんですけど、(コシノアヤコ氏は)何しろ身近に感じられる方でした。ものすごいプレッシャーだったんですけど、『もっともっと面白いエピソードあるのにな』と思うくらい、楽しくて。毎回、約1か月でしたか、充実した時間を過ごさせていただきました」と話した。
大河ドラマであれば、年齢別に俳優が3人ほど交代して演じるところを、大地は1人で演じきった。「(オファー段階における)条件というか、1人の方の人生を、1人の役者が生きる。そこは『あ、なるほど』と共感したんですけど、いざ『私?』というとことで、最初は躊躇はありました」と本音を明かす一幕も。難しかった年齢を問われて「15歳です(笑)。楽しかったんですよ?! もう、なんて図々しいんでしょう」とほほ笑み、「もう、なりきってました、気分は」と述べた。
同イベントには、コシノ3姉妹を演じた黒谷友香、鈴木砂羽、水上京香、3姉妹の幼少期を演じた浅田芭路、永尾柚乃、江原璃莉、そして曽根剛監督も出席。イベント司会は、元フジテレビアナウンサーの笠井信輔が務めた。また、コシノヒロコ氏、コシノミチコ氏が来場した。
