【あんぱん】のぶと嵩のすれ違いに視聴者沈痛 「戦争は人の心壊す」「時代が時代だけに」
NHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)の第33回が14日に放送され、主人公・のぶ(今田美桜)に嵩(北村匠海)が東京の土産を渡そうとするが、のぶが受け取ろうとしない様子が描かれた。2人はそれぞれの考えを話すがSNSでは2人の様子に「悲しい」という声が飛び交ったが、嵩に賛同する声も目立った。

第33回では嵩の土産をのぶが受け取らず、それぞれの考え言う展開
NHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)の第33回が14日に放送され、主人公・のぶ(今田美桜)に嵩(北村匠海)が東京の土産を渡そうとするが、のぶが受け取ろうとしない様子が描かれた。2人はそれぞれの考えを話すがSNSでは2人の様子に「悲しい」という声が飛び交ったが、嵩に賛同する声も目立った。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
『あんぱん』の第33回では、嵩が大事そうにしている土産が部屋にあるのを見て、健太郎(高橋文哉)はのぶに渡さなくてよいのかと心配。千尋にも後悔しないようにと言われた嵩は、翌日、のぶを呼び出し、土産を渡そうとする様子が描かれた。
土産は赤いハンドバッグだった。のぶは、「こんな美しいもん……」と息をのむが、受け取ろうとしなかった。のぶは、戦地の兵隊さんのこと考えなさい。さらに、こんなぜいたくな物に使う金があったら戦地の兵隊のために献金すべきだと言った。だが嵩はそうは思わないときっぱり。「美しい物を美しいと思ってもいけないなんて、そんなのおかしい」と答えた。さらに「のぶちゃんが先生になったら子どもたちにもそんなふうに教えるの? そんな先生、ぼくは嫌だな」と話した。のぶは「もう、あの頃みたいにはなれんって分かったやろう」と言って結局バッグを受け取らずに去っていった。
SNSでは「価値観の相違が悲しい」「時代が時代だけに哀しい」「戦争は人の心を壊す」という声が飛び交った。また、「嵩の感覚は正常」「嵩の言うとおり」「嵩よく言った」「のぶちゃん状況分かるけど、そりゃないぜ」「のぶ言い過ぎ」「のぶひどい」「のぶのどアホ」「のぶは洗脳されているのか」といった嵩寄りの声も目立った。
作品は俳優・今田美桜が主人公・朝田のぶを、北村匠海が柳井嵩を演じ、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに、苦難に面しても夢を忘れず荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでの愛と勇気の物語。
