テレ朝、女性役員が同局史上最多4人に 早河洋会長が「代表」外れ、新社長に常務の西新氏が内定
テレビ朝日の新たな代表取締役社長に常務取締役の西新(にし・あらた)氏が就任することになり、13日、同社から発表された。同日、テレビ朝日ホールディングス及びテレビ朝日は取締役会を開催し、役員の新人事を内定した。

新役員人事を発表
テレビ朝日の新たな代表取締役社長に常務取締役の西新(にし・あらた)氏が就任することになり、13日、同社から発表された。同日、テレビ朝日ホールディングス及びテレビ朝日は取締役会を開催し、役員の新人事を内定した。
西氏は、1989年4月に宣弘社に入社し、97年10月にテレビ朝日へ転職。2014年、総合編成局長に就任して以降は編成の中心人物として同局をけん引し、23年7月から常務を務めている。
テレビ朝日については、05年の専務就任時から代表取締役だった早河洋会長から「代表」の肩書きがなくなり、取締役会長に。代表取締役社長の篠塚浩氏は取締役副会長を務めることになった。なお、早河氏は、6月から日本民間放送連盟(民放連)の会長を務めることが確定しており、同局関係者は「民放連会長は重責のため、事業会社であるテレビ朝日の代表は外れた形」と解説した。また、総務局長・上田めぐみ氏の取締役昇任も内定。常勤役員15人のうち4人が女性役員で、同局にとっては最多数になる。
テレビ朝日ホールディングスについては、代表取締役会長の早河氏と代表取締役社長の篠塚氏は留任。西氏は新たに取締役副社長を務める。なお、両社の役員人事については、定時株主総会および、その後に開催される取締役会で正式決定としている。
