81歳・桂文枝「100歳まで頑張らないと」 創作落語は「いま390ぐらい作ってる」

落語家・桂文枝(81)が12日、MBSラジオ『桂文枝の茶屋町ホテル』(月1回放送、月曜午後7時)に生出演した。大阪・関西万博で4月24日に行われ、ゲストとして参加したテレビ朝日系『徹子の部屋』の収録について言及。MCを務める黒柳徹子(91)が100歳までの現役宣言をしていたと明かし、自身も目標は100歳で、まずは90歳を目指すと決意表明した。

桂文枝【写真:ENCOUNT編集部】
桂文枝【写真:ENCOUNT編集部】

『徹子の部屋』収録に言及

 落語家・桂文枝(81)が12日、MBSラジオ『桂文枝の茶屋町ホテル』(月1回放送、月曜午後7時)に生出演した。大阪・関西万博で4月24日に行われ、ゲストとして参加したテレビ朝日系『徹子の部屋』の収録について言及。MCを務める黒柳徹子(91)が100歳までの現役宣言をしていたと明かし、自身も目標は100歳で、まずは90歳を目指すと決意表明した。

 文枝は「徹子さん、91歳です。『100歳までやる』言うてますから。いやあ、お元気ですねえ、徹子さんは」と振り返った。共演の元宝塚歌劇団・彩羽真矢に、日本の100歳以上の人口を「9万5000人」と説明し、「女性が88%。そやから、あなたも100歳以上生きれると思います」と予想。41歳の彩羽は「頑張ります。ギネス目指して」と反応した。

 文枝は「徹子さんは100歳まで『徹子の部屋』をやると言うておられますからね」と再び触れると、「私も100歳目指して。まあ、とりあえずは90歳。私の目指すところね。90歳いったら、目標を今度は『100(歳)』という大台へ」と思いを吐露した。彩羽は「100歳まで『茶屋町ホテル』」とお願いした。

 やめられない理由がある。文枝は「100歳まで頑張らないと、創作落語500作がね……、なかなか作れない。いま390(作)ぐらい作ってるんですけども。そやけど、そない毎月3作も作れないんで。だんだん難しくなるんですよ。やっぱり、テーマを違うように作らないと。同じようなテーマではね。ネタを『どういうストーリーで行こうか』とか。やり方も変えて行かないといけないし、年を取ると、どうしても登場人物がお年寄りになってくるから。若い人を出さないといけないとか、いろいろあるんですよ」と以前よりも難易度が上がっているとした。

「だから、徹子さんみたいに、とりあえず90(歳)を目指して、やりたいと思いますが」と宣言。史上初の大阪公開収録だった『徹子の部屋』は2000人近い人が訪れたとし、「向こう(番組)が取材の中で、『ウクレレを私がやってる』というのをどっかで読んだんでしょうね。当日『弾いていただけますか?』と。いや~、長いことやってないから。ずっと落語に追われてたからね。もう10年ぐらいやってないんですかね。それで僕、教えてもうとった先生に、2回来てもらいまして。『徹子の部屋』の始まるまでに」とウクレレ披露の裏話を説明した。

「(弾いたのは)『南国の夜』なんです。これBEGIN(の楽曲)。その先生がなんと、90歳です。なので『習っといて良かったな』と思いました。終わった時、えらい拍手でね。なんとかかんとか、やれたなと。まさかやると思うてませんでしたから。『やってください』いうことで」と明かした。10台ほど持っているウクレレから、加山雄三のサイン入りの慣れたものを選んだという。腹部に楽器が当たり、加山の『山』と雄三の『雄』が薄れているとした文枝は「(濃さを)付け足してたんですよ、僕が」とボケ、彩羽は「上から? それサインの意味がなくなってきちゃう」と笑った。

 また、エンディングで再び黒柳に触れた文枝は、「万博の『徹子の部屋』もそうですけども、徹子さんのように頑張って、私もね、(この番組を)やりたいと思います」と発言。意をくみ取った彩羽が「90歳、100歳まで『茶屋町ホテル』を続けましょう!」と呼びかけると、文枝は彩羽とともに「やるぞ~!」と雄たけびを上げた。

次のページへ (2/2) 【写真】桂文枝が刺激を受けた91歳・黒柳徹子
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