ベテラン漫才コンビ・トミーズのトミーズ雅が10日、相方・トミーズ健とともにレギュラーを務めるMBS『せやねん!』（土曜午前9時25分）に出演した。前週（3日）の放送で雅は、吉本興業からの退所を発表した令和ロマンの高比良くるまについて、M-1グランプリ2連覇で年収1200万円が20年間確約されていたのに「2億4000万円損した」と発言。くるまがコンビのYouTubeで「毎年1200万が20年間、絶対もらえるってことをホント知らなくて」と反応。雅の計算を“マサ算”といじりつつ「マジでやめなきゃよかった。心から後悔してる」と話したことを伝えた。

　くるまが「雅さん、僕2億4000万損したって本当ですか？」という映像に対し、雅は「本当です。本当に指の間から2億4000万がババババババっと」と即答した。進行のMBS・山中真アナウンサーが「しかも、これは最低これだけってことですね？」と確認すると、雅は「最低で（月）100万」と肯定し「営業とか劇場とかいろんなことで調子良ければ200万ぐらいになるとしたら、（年）4億8000万を指の間から……。最低100万やから、最低2億4000万はポロポロポロ」と説明した。

　2023年の『THE SECOND』を制したギャロップについて、雅は「どんだけハグしたか」と振り返り、「1000万の賞金よりも、今からギャロップとか（昨年王者の）ガクテンソクは必ず（月）100万を20年間もらえます。絶対もらえます」と断言。「このまま吉本がずっと劇場を続けて行けばやで」と付け加えた。

　アキナの秋山賢太が「僕らはこのままやってたら、2億4000万もらえないってことですか？」と聞くと、雅は「なあ」と返答。笑いが起こり、相方のトミーズ健が「（アキナにも）言うたれや！」と気遣う中、雅は「今の感じでずっとやってたら、100万ぐらいはあるんちゃうん」と投げやりに言い放った。雅は「ギャロップとかガクテンソクは、それまでは多分（月）30万ぐらいで生活してたはずやねん。それが賞をとるとグッと上がんねん、吉本は」と話した。

“マサ算”の金額はネット事情が考慮されていない模様。雅は「YouTube（の報酬）がどういうシステムなのかわかってないから、吉本の（これまでの）ことしかわかってない」と打ち明けた。ゲストの村重杏奈は「2人がコンビなのに、違う事務所に所属っていうか、フリーですもんね、くるまさんは。それがどういう感じになるのかわかんないですよね。くるまさんがいい感じだったら、ケムリさんもやめちゃうかもしんないってことですよね」とコメントした。

　アキナ・山名文和が「絶対稼ぐと思います」と言い切ると、雅は「どれぐらい？」と質問。山名は「2億4000万どころちゃうと思います。勝手に」と見解を披露。雅は「へえ」と口にした。