俳優の古田新太が8日、都内で行われた映画『パディントン 消えた黄金郷の秘密』公開前夜祭に松坂桃李とともに出席した。

　本作は、イギリスの小説家マイケル・ボンドの児童小説を実写映画化した『パディントン』シリーズ第3弾。パディントンは、ルーシーおばさんを尋ねに生まれ故郷である南米ペルーに訪れるが、ルーシーおばさんは失踪してしまったという。パディントンたちはルーシーおばさんを探しにインカの黄金郷があるジャングルの奥地へと向かうが――。

　古田は登壇するなり、過去シリーズが全世界で900億円を超える興行成績を残していることに触れ「世界中で人気みたいで、かなり稼いでいるんじゃないですか」と古田節を炸裂させると「トム・クルーズよりも稼いでいるのでは？」と発言して会場を笑わせた。

　本作で、パディントンの日本語吹替え声優を務めた松坂と、お父さんであるブラウンさんの声を担当した古田。過去には映画『空白』など作品を共にすることもある気心が知れた存在だが、どうも今回の松坂の演技には思うところがあるようだ。

　松坂は「今回の舞台はパディントンの地元である南米ペルーなんです」というと「だから普段よりもちょっと強気なんですよね」とこれまでの作品との変化を語る。

　この日は老グマホームの院長・クラリッサ役の吉田羊、ジュディ役の三戸なつめ、そしてパディントンもイベントに参加したが、三戸も「確かにパディントンのどや顔が多いですね」と追随する。すると古田は松坂に「ちょっと桃李の演技にイラっとするよね」とプチクレーム。松坂は「台本に書かれている通りに演じたんですけれどね」と苦笑いを浮かべていた。

　古田は「あなたにとってパディントンとは？」という質問に「いやぁ、仕事の1つですからね」と語ると「長く続けていただけると、その分お金が入ってくるので、頑張ってほしいですね」と最後まで古田節で会場を笑いに包み込んでいた。