広瀬すず、妻夫木聡の親友宅訪問を回想「『ザ・ファミリー!』みたいなのをすごく感じた」

俳優の広瀬すずが5日、都内で行われた映画『宝島』(9月19日公開)の完成報告会見に出席した。沖縄現地で主演の妻夫木聡の親友宅を訪問した際のエピソードが明かされた。

完成報告会見に出席した妻夫木聡(左)と広瀬すず【写真:ENCOUNT編集部】
完成報告会見に出席した妻夫木聡(左)と広瀬すず【写真:ENCOUNT編集部】

『宝島』の完成報告会見に出席

 俳優の広瀬すずが5日、都内で行われた映画『宝島』(9月19日公開)の完成報告会見に出席した。沖縄現地で主演の妻夫木聡の親友宅を訪問した際のエピソードが明かされた。

 同作の主演を務める妻夫木は、『涙そうそう』(2006年)にて沖縄で撮影して以来、現地に長年来の友人がいる身。この日は撮影期間中のエピソードをたずねられて「すずちゃんと一緒に、俺の親友の家に行った。窪田(正孝)くんとも俺の親友の家に行っている」と明かした。

 広瀬は「クランクイン前日にお邪魔して、みんなで一緒にカチャーシー(沖縄の伝統的な舞踊)を踊らせていただいた。すっごい楽しい。本当に自分も、昔から知り合いなんじゃないかと錯覚になるほど温かくてフレンドリーで、『ザ・ファミリー!』みたいなのをすごく感じた。そのまま(撮影に)インできた」と話した。

 妻夫木は「(広瀬が)カチャーシーをいっぱい東京でも練習していて、沖縄でもやっていた。なんとかリアルな沖縄の空気というか、カチャーシーの匂いみたいなものを(広瀬が)感じられたらいいな、と僕のあっちの親友と話していた。そうしたら『うちに来なよ!』と言われて、一緒に行った」と経緯を説明。共演した永山瑛太とともに3人で訪れたという。

 すると、「友達とある程度ご飯をしている時に、友達が三線を弾き出したんですけど、みんな誰も踊らなくて『うわ?! すずちゃんだ! すずちゃんだ?!』『あ?! 瑛太だ! 瑛太だ! 一緒にサッカーしに行こう! サッカーしに行こう!』となって、サッカーしに行っちゃった(笑)」と話し、広瀬は「しばらく帰ってこなかったですね」と笑った。

 続けて「ただ俺の友達が三線を弾いている(笑)。カチャーシーの先生をやっている方がいて『じゃあ、何かいろいろ教えてもらえるかな~』とか言ってたんですけど、(その先生も)『すずちゃん観てるわ?! 観てる~!』となっちゃって(笑)。ただ三線が聞こえてくる」と述懐。「3、4時間くらいいたけど、本当に帰る10分前くらいにカチャーシーをやっています」と笑った。広瀬は受けた助言について「『なんでもいいのよ。思うがままに』と(笑)。すごい優しくて面白い人でした」とほほ笑んだ。

 同会見には、窪田、大友啓史監督も出席。永山のビデオメッセージが上映された他、妻夫木が「宝島宣伝アンバサダー」に就任し、全国にいける宣伝活動に足を運ぶことが発表された。

 同作は、第160回直木賞、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞したサスペンスエンタテイメント大作。戦後まもなくの米国の統治下にあった沖縄を舞台に、自由を求めて駆け抜けた若者たちの激動の20年を描く。東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給。広瀬は、永山演じるオンの恋人・ヤマコを演じた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください