【RIZIN】朝倉未来、736日ぶり勝利にドーム熱狂、鈴木千裕が大流血…3R・ドクターストップ勝ち「強くなって帰ってきました」
引退を撤回してリングに上がった朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)が前RIZINフェザー級王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に3R1分56秒TKO勝利した。朝倉の勝利は2023年4月29日の「RIZIN LANDMARK 5」の牛久絢太郎戦以来、736日ぶり。

第15試合、勝ちにこだわり復活
格闘技イベント「RIZIN男祭り」(2025年5月4日・東京ドーム/ABEMA PPVで全試合生中継)第15試合RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
引退を撤回してリングに上がった朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)が前RIZINフェザー級王者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に3R1分56秒TKO勝利した。朝倉の勝利は2023年4月29日の「RIZIN LANDMARK 5」の牛久絢太郎戦以来、736日ぶり。
朝倉の復活に満員の東京ドームが沸いた。朝倉は1R早々、タックルを仕掛け、寝技の展開へ。コーナーでコツコツとパンチを当てていく。鈴木も蹴り上げを狙ってくるが、朝倉はトップをキープ。ポジションを変えながら、まずは優位な展開に立った。
2Rも組みに行く朝倉。そしてシングルレッグからテイクダウン。1Rの繰り返しのような展開に。蹴り上げにも対応し、肘を落としていく。
3Rはスタンドの展開で打ち合い。がむしゃらに前に出てきた鈴木の右を被弾するシーンもあったが、ここでも組み付いて三度寝技の展開へ。鈴木の出血がひどくなったところで、ドクターチェックに。そのままレフェリーストップとなった。
試合後にマイクを握ると、「帰ってきました。強くなって帰ってきました。東京ドームの満員の景色で復活出来てうれしいです。よくないときもずっと応援してくれてありがとうございます。またすぐ戻ってきます。朝倉未来は最強じゃないといけないので」と勝ち名乗り。満員の東京ドームを再び熱狂させた。
「THE OUTSIDER」出身の朝倉は18年のRIZIN初参戦以降、快進撃を続けた。しかし20年11月の初代フェザー級王座決定戦で斎藤裕に敗れ、王座獲得に失敗した。21年6月には東京ドームでクレベル・コイケに失神一本負け。その後、3連勝したが、23年7月の「超RIZIN.2」のRIZINフェザー級王座決定戦でヴガール・ケラモフに一本負けし、再びベルト獲得はならなかった。
昨年7月の「超RIZIN.3」で平本蓮にMMAキャリア初のTKO負け。敗戦の翌日に自身のSNSで引退を表明したが、昨年大みそかに復帰と平本との再戦が決定。しかし平本の負傷により試合が中止に。一時は開催すら危ぶまれたが、鈴木が相手に名乗りを上げ、試合が決まっていた。
前日計量をクリアした際には「俺も準備万端です。面白い試合するんで皆さん楽しんでください」とコメント。ファンを沸かせていた。
