【RIZIN】“桜庭ジュニア”大世、プロ初黒星で左手負傷「ヒビが入った」 父・和志は「治ったらすぐ練習しろ」

第7試合は“桜庭ジュニア”桜庭大世(26=サクラバファミリア)が中村大介(44=夕月堂本舗)に2R・2分1秒で一本負けを喫した。試合後に会見に登壇した桜庭は左手を負傷したことを明かした。

試合後、報道陣からの質問に答える桜庭大世【写真:ENCOUNT編集部】
試合後、報道陣からの質問に答える桜庭大世【写真:ENCOUNT編集部】

試合後には涙を流していた

格闘技イベント「RIZIN男祭り」(2025年5月4日・東京ドーム/ABEMA PPVで全試合生中継)第7試合、RIZIN MMAルール:5分×3R(71キロ)

 第7試合は“桜庭ジュニア”桜庭大世(26=サクラバファミリア)が、中村大介(44=夕月堂本舗)に2R・2分1秒で一本負けを喫した。試合後に会見に登壇した桜庭は、左手を負傷したことを明かした。

 昨年大みそかの鮮烈KOデビューから約4か月。東京ドームでの大舞台で、ベテランが大きな壁として立ちはだかった。2Rにカウンター気味の膝蹴りを被弾してダウンを奪われると、最後は腕十字固めを極められ無念のタップをした。

 桜庭は試合後には涙を流していたが、会見場では「ちゃんと人のこと蹴ったり殴ったら、自分も痛いんだなっていうのを実感した。ちゃんと僕の嫌なことをやってくる感じがして、先輩だなって感じた」と冷静に振り返った。

 左手には白い包帯が巻かれていた。「なんかヒビが入っちゃったみたいな感じらしいです」と負傷を明かした。「きれいに成績を積み上げていこうっていうのはそんなに考えてなかった。1回も負けたことないっていうのはすごいことだと思うんですけど、みんなに感情移入されやすい選手にはなりたいので、なんか僕の気持ちも受け止めてくれればって感じです」とプロ初の敗戦を受け止めていた。

 試合後には父の桜庭和志から「けが治ったらすぐ練習しろよ」と、一言だけ声をかけられたという。「そんなうまくいかねえだろうって、気持ちよくなってる人がいそうで悔しい」と心境を吐露し、「メッキが剥がれたとか言ってそうな人たちを見返すっていうのが、とりあえず目標です。僕はけなされても褒められても強くなるタイプだと自分で思ってるんで、気にしないわけじゃないんですけど、そういう声があればこいつ見てろよって思えるし、褒めてもらえれば調子に乗るので、ちょっと負けて色気が出たねってみんなに言ってほしいです」と再起を誓った。

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