【RIZIN】“松戸の不死鳥”が元UFCランカーに番狂わせの勝利 難病罹患、妻の死を乗り越え約3年ぶり「人生で1番大きい勝ち星」
第4試合は、征矢貴(30=THE BLACKBELT JAPAN)がジョン・ドッドソン(40=米国)に3-0で判定勝利。元UFCフライ級ランキング1位の強敵に勝利し、2022年4月以来約3年ぶりの勝利をあげた。

開催予定のフライ級グランプリ出場をアピール
格闘技イベント「RIZIN男祭り」(2025年5月4日・東京ドーム/ABEMA PPVで全試合生中継)第4試合、RIZIN MMAルール:5分×3R(57キロ)
第4試合は、征矢貴(30=THE BLACKBELT JAPAN)がジョン・ドッドソン(40=米国)に3-0で判定勝利。元UFCフライ級ランキング1位の強敵に勝利し、2022年4月以来約3年ぶりの勝利をあげた。
24年7月にベアナックルルールで対戦した両者。この日はMMAルールでのリマッチとなった。打撃を得意とするドッドソンをテイクダウンで抑え込み、3Rを完封した。「素直にうれしい。タップに対する反応だったりとか、押し込んでからの体の強さとか、やっぱりフィジカル。彼の身体能力の高さっていうのは試合をして驚かされた。去年闘ったのをすごい思い出して、なんか懐かしい気持ちになりました」と落ち着いた表情で振り返った。
征矢は2017年に、消化器官の疾患である国指定難病のクローン病をり患。19年に競技復帰し、RIZINに参戦して連勝するも21年にクローン病が再発した。同年には妻が死去するなど、数多くの困難を乗り越えリングに立つ姿から“松戸の不死鳥”の異名を持つ。
「病気から3年ぶりに復帰した試合とかもあるんですけど、勝ち星という点で見るとドッドソンに勝ったっていうのは今までの格闘技人生の中で1番大きい勝ち星ではあると思っています」と喜びをかみ締めた。
最後は「フライ級グランプリにやっぱ出場したいですね。こういう戦い方もできるんですけど、やっぱり僕は基本はストライカーなので。次グランプリが組まれるのであれば、自分本来の持ち味を出して戦いたいなと思っています」と、今夏から開催予定のグランプリ出場をアピールした。
