「殺される」悪夢、止まらない誹謗中傷…渡邊渚「今は結構ギリギリの状態」PTSDの現状を告白

元フジテレビアナウンサーで現在フリーとして活動する渡邊渚が3日に自身のインスタグラムを更新し、現在の体調や精神的な状況について明かした。また、誹謗中傷や殺害予告が続いていることにも言及し、注意を呼びかけている。

渡邊渚【写真:荒川祐史】
渡邊渚【写真:荒川祐史】

「二次被害のストレスの方が数値が大きいという結果」と報告

 元フジテレビアナウンサーで現在フリーとして活動する渡邊渚が3日に自身のインスタグラムを更新し、現在の体調や精神的な状況について明かした。また、誹謗中傷や殺害予告が続いていることにも言及し、注意を呼びかけている。

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 渡邊は先週、PTSDの治療の一環として「PE(持続エクスポージャー)」のフォローアップを受け、症状評価尺度(ストレスの数値化)のチェックを行ったと報告。

 その結果について、「一年前に測定したトラウマによるストレスの度合いより、今のトラウマによる二次被害のストレスの方が数値が大きいという結果に」とし、「これまで、『トラウマの方がよっぽど辛かったから今は何があっても全然平気!』と思っていたけど、本当はそうじゃなかったのかな、痛みを感じないようにしてきただけで心はちゃんと傷ついていたんだな、と自分の弱さと脆さを認識しました」と心境を吐露した。

 さらに、「それからというもの、毎日身体がズーンと重くて、毎晩悪夢でうなされるし、無意識で身体中を引っ掻いてしまったり、『殺される』など激しい寝言をいったり、現実か夢なのかわからない状態がまた始まりました」とも明かし、「この2年間で何度かあった症状だから、それなりに付き合っていく方法はわかっているのに、今は結構ギリギリな状態です」と厳しい現状を説明した。

 PTSDについては「完治はないと思っています」とした上で「私は病気だからと人生や仕事の範囲を狭めたくない気持ちが強いので、今はいただいたチャンスには挑戦してみようというスタンスです」と前向きな姿勢も示した。

 一方で、「毎日大量の誹謗中傷コメントや殺害予告が送られてくるのですが(私宛だけでなく、家族や仕事先にも) 日常生活の妨げになるので、お控えいただければ幸いです。よろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 渡邊は2020年4月にフジテレビに入社。『めざましテレビ』や『もしもツアーズ』などを担当した。23年6月にPTSDで体調を崩し、長期療養の末に昨年8月末に同局を退社した。その後、フリーで活動している。

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