中森明菜デビュー43周年記念のトリビュート公演に本人がサプライズ登場…ヒット曲歌った後藤真希、影山優佳らと記念写真
歌手・中森明菜デビュー43周年記念日の1日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで『中森明菜Tribute Concert“明響”(めいきょう)』が開催された。明菜作品を愛する杉山清貴、一青窈、星屑スキャット、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、影山優佳(元日向坂46)、後藤真希&Night Tempoが登場。それぞれの感性を通して、明菜のヒットナンバーをカバー。アンコールでは客席に明菜本人も登場し、会場は熱狂に包まれた。

NHKは公演の模様を6月1日、8日に放送
歌手・中森明菜デビュー43周年記念日の1日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで『中森明菜Tribute Concert“明響”(めいきょう)』が開催された。明菜作品を愛する杉山清貴、一青窈、星屑スキャット、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、影山優佳(元日向坂46)、後藤真希&Night Tempoが登場。それぞれの感性を通して、明菜のヒットナンバーをカバー。アンコールでは客席に明菜本人も登場し、会場は熱狂に包まれた。
公演は明菜によるモノローグでスタート。5月1日というデビュー日への思い、自身の楽曲が歌い継がれる事への思いが語られた。観客が聞き入る中、明菜の声による“曲振り”から、玉井が歌う明菜のデビュー曲『スローモーション』へ。その後、歌い終えた玉井からの曲振りで、バラードの『セカンド・ラブ』へ。それを影山が切なく歌い上げた。
続く音楽史に名を刻む「レジェンド作家が手がけた名曲シリーズ」では、一青窈が、『北ウイング』を独特のアレンジと歌声で披露。さらに玉置浩二が手がけた『サザン・ウインド』では、影山が、『セカンド・ラブ』とは対照的な明るさのある魅力を発揮した。
初期のヒットナンバーの連続で会場が沸いた中、シークレットゲストとして韓国出身DJ&音楽プロデューサーのNight Tempoと後藤真希が登場。インターナショナルで活動するNight Tempoが「海外のライブで盛り上がる曲」として、明菜の13枚目シングル『SOLITUDE』をリアレンジし、後藤真希とのセッションで観客へ届けた。
さらに、Night Tempo feat.後藤真希、ミッツ・マングローブ率いる星屑スキャットが、明菜が1986年に発表したアルバム『CRIMSON』から、『赤のエナメル』、『駅』をパフォーマンス。いずれも竹内まりやが手掛けた名曲で、その魅力なども語られた。
ライブ後半には、杉山が登場。『北ウイング』『ミ・アモーレ』を圧倒的なボーカル力で歌い上げた。そして、杉山清貴と明菜作品の興味深い関係性なども語られた。
その後は『中森明菜ヒット曲オンパレード』と題して、玉井が『少女A』、星屑スキャットが『TATTOO』が披露。本編ラストは一青窈が『1/2の神話」で締めた。
当然のように起こったアンコールを受け、出演者全員が登場。感想を述べると思いきや、明菜本人がバルコニー席に姿を見せた、会場がどよめきと歓声に包まれる中、明菜は優しい笑顔で観客に手を振り続けた。実はオープニングからこの公演を見続けていたといい、観客と出演アーティストに感謝の言葉も語られた。その熱気のままアンコール・メドレーへ。出演者全員で大ヒットナンバー『飾りじゃないのよ涙は』『DESIRE -情熱-』を歌い、会場が一体感に包まれる中、明菜によるクロージングコメントで、明菜43回目のデビュー日は幕を閉じた。
コンサートのナビゲートは、「明菜の大ファン」を公言してきたミッツ・マングローブが担当。要所で挟み込んだ“明菜愛”にあふれる豆知識も、公演を盛り上げる大きな要素になっていた。
そして、一夜明けた2日、出演アーティストと明菜で撮った記念写真が公開。NHKは音楽番組『The Covers』で同公演の模様を軸に、6月1日、8日の2週にわたって『中森明菜』を特集すると発表した。公演の終了直後、NHKのスタジオに駆け付けた、後藤真希、Night Tempo、星屑スキャットと、MCのリリー・フランキー、上白石萌歌による“明菜愛”あふれるトークを交え、明菜の独自性とその音楽的魅力を掘り下げていくという。
【放送予定】
第1夜 6月1日(日)午後10時50分~同11時19分<NHK BS/BSP4K>
第2夜 6月8日(日)午後10時50分~同11時19分<NHK BS/BSP4K>
