NHK連続テレビ小説『あんぱん』（月～土曜午前8時）の第25回が5月2日に放送され、嵩（北村匠海）が受験した東京高等芸術学校の合格発表の日の様子が描かれた。主人公・のぶ（今田美桜）は嵩の合否が気になってなぎなたの稽古に身が入らず、うさ子（志田彩良）に試合に負ける展開が描かれた。SNSではうさ子の様子に心配の声が飛び交った。

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（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

『あんぱん』の第25回では、嵩は結果を見る勇気が出ず、ひとりベンチに座っていた。そこに寛（竹野内豊）が現れ、嵩の暗い表情に不合格と勘違いして「絶望の隣は希望や」と励ました。だが嵩はまだ結果を見ていなかった。寛は嵩の腕をつかみ急いで掲示板に向かう。その後、合格だったことが明らかに。喜ぶ嵩を母・登美子（松嶋菜々子）が気付かれないよう離れた場所で見つめるシーンもあった。また、嵩が合格祝いで食べたいと言って訪れた美村屋ではパン職人の集合写真が飾られており、屋村草吉（阿部サダヲ）と思われる人物も写っていた。

　一方、のぶは嵩の合否が気になってなぎなたの稽古に身が入らず、うさ子（志田彩良）に試合をして負けた。以前は弱かったうさ子だが、別人のようにのぶを圧倒すると「学を修め、業を習い、以て智能を啓発」と大きな声で教師の黒井（瀧内公美）に向かって言った。黒井はうさ子に「修練に励んだ成果がでましたね。教師としてあなたを誇りに思います」と絶賛した。一方で、のぶに対しては「信念のない己に負けたのです……愛する祖国のために全身全霊で尽くす心がないから負けたのです」と言い放った。

　SNSでは急に強くなったうさ子に「怖くなってる」「すっかり変わってしまった」「別人だね」「ひょう変」「黒井の洗脳！？」「洗脳されるの怖い」「軍国少女になった」「心なくしている」「鬼になっている」「キャラ変わって不穏」「闇おち」といった心配する声であふれた。

　作品は俳優・今田美桜が主人公・朝田のぶを、北村匠海が柳井嵩を演じ、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに、苦難に面しても夢を忘れず荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでの愛と勇気の物語。