三浦大知「半分以上余って」告白で公演チケット売り上げ急伸 ほぼ完売で本人“EXCITE”28曲披露「感謝しかないです」

歌手の三浦大知が1日、千葉・船橋市のLaLa arena TOKYO-BAYで『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2025 太陽に焼かれて踊りましょう 雨に打たれ歌いましょう』千葉公演2日目を開催し、2時間15分で全28曲を披露した。三浦は4月8日、インスタグラムでソロデビュー20周年を記念したアリーナツアーの千葉公演、大阪公演のチケットが「半分以上余っています」と告白し、ネット上で波紋を呼んだ。だが、その効果でチケットの売れ行きは急激に伸びてほぼ完売。前日4月30日とこの日の2日間で約1万4000人を動員した。

全28曲を歌い、踊った三浦大知
全28曲を歌い、踊った三浦大知

ソロデビュー20周年記念のアリーナツアー・千葉公演 2日で約1万4000人動員

 歌手の三浦大知が1日、千葉・船橋市のLaLa arena TOKYO-BAYで『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2025 太陽に焼かれて踊りましょう 雨に打たれ歌いましょう』千葉公演2日目を開催し、2時間15分で全28曲を披露した。三浦は4月8日、インスタグラムでソロデビュー20周年を記念したアリーナツアーの千葉公演、大阪公演のチケットが「半分以上余っています」と告白し、ネット上で波紋を呼んだ。だが、その効果でチケットの売れ行きは急激に伸びてほぼ完売。前日4月30日とこの日の2日間で約1万4000人を動員した。

 知名度も実力もある三浦が発した告白。ショッキングではあったが、効果は絶大だった。開場前からLaLa arena TOKYO-BAYの前には入場の長い列ができ、アリーナ席は早々に満杯になった。スタンドにも観客が続々と入り、ファンは定刻時間を待ちわびた。

 そして、三浦が6人のダンサーと登場。スタートからエネルギッシュに歌って踊り、2曲目『能動』の歌唱中、三浦は早くも汗びっしょりになった。その後、MCに入ってもBGMで演奏が続いた。

「今日はほぼノンストップです。音楽をつないで最後まで駆け抜けていきます。あらためて、この場所、この時間を選んでここに来ていただき、本当にありがとうございます。今日はとんでもなくたくさんの曲を用意しています。最後までみなさんが楽しめるようにします」

 こだわった観客を喜ばせるための演出。実は「チケット余っています」の告白もその意図があった。2日後に発信したインスタグラムの動画では「一番の気持ちは、もう半分はすでに申し込んでくださっている方がいる。来てくださる皆さんが楽しめないのが一番きつい。会場にいって、『あれ?』ってなって全力で楽しめないのが一番きつい。だから、正直にお話させてもらって、結果、どうあれ来てくださった皆さんと状況を共有させてもらって、どんな状況でも来てくださった方が200%楽しめる状況にしたかった」などと説明した。

 ゴールデンウイーク中の平日2日間。本人、関係者とも想定外の「売れ残り」ではあったが、三浦の勇気ある「告白」と「真意説明」は大反響。ファンは「ライブに行きます」「みんなで行きましょう」などと声を掛け合った。結果、チケット売れ行きは急激に伸びて、観客が存分に楽しめる空間ができあがっていた。これに三浦は感激し、歌唱中にも幾度となく「ありがとうございます」と言い、頭を下げた。そして、2度目のMCで実感をこめた。

「いろんな人生、ドラマがある中、スケジュールを取ってくださって、このライブを選んでいただき、本当にありがとうございます。本当に感謝しかないです。うれしくて、せつない詞の曲なのに表情を間違えて笑顔になってしまいました(笑)」

 今年に入り、先に開催されたホールツアーを合わせると全国17都市21公演。ツアータイトルは、両A面シングル『Horizon Dreamer / Polytope』(6月25日リリース)に収録された『Horizon Dreamer』の歌詞から引用している。斜めのセンターステージ、曲がりくねった花道、スクリーンに太陽が現れるなどのステージの構成でも『Horizon Dreamer』の世界観を表現。この日は終盤にヒット曲の『EXCITE』を歌い上げた後、『Polytope』も初披露してみせた。

 自身の発信でピンチをチャンスに変えた37歳は、最後に「お陰さまで最高のライブになりました」と言った。SNSの時代に取ったこの異例の手法は、他のアーティストにも少なからず影響を与えそうだ。

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