伝説的バンドの結成秘話 オファー拒否から一転「とんかつとシャワーで懐くようになった」
ミュージシャンの難波章浩が4月30日、テレビ朝日系『ガリベンチャーV』(水曜深夜0時15分)に出演。伝説的パンクバンド・Hi-STANDARDの結成秘話を明かした。

ハイスタ難波章浩が『ガリベンチャーV』に出演
ミュージシャンの難波章浩が4月30日、テレビ朝日系『ガリベンチャーV』(水曜深夜0時15分)に出演。伝説的パンクバンド・Hi-STANDARDの結成秘話を明かした。
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Hi-STANDARDは1991年、難波、横山健、恒岡章を中心に結成。97年にリリースした『GROWING UP』は70万枚以上、99年発売の『MAIKING THE ROAD』はインディーズながらも100万枚以上を売り上げた。
2000年に活動を休止するも、東日本大震災があった11年、横浜スタジアムで開催された「AIR JAM」で活動を再開。17年には『THE GIFT』を世に送り出した。
だが、2023年2月14日、ドラムの恒岡章さんが急逝。同月23日、難波と横山はバンドの継続を発表した。
番組中、MCのバイきんぐ・小峠英二が「(音楽を始めた)一番最初のきっかけは何だったんですか?」と聞くと、難波は「俺、ずっとサッカーばっかりやってたのよ」と発言。「中学の時は新潟の選抜に入るくらい」だったそうだが、高校2年生の時にサッカーをやめたという。
理由は「ちょっと足が痛くなっちゃった」から。「ここから何しようかな」と考えていたところ、「たまたま学園祭で、女の子、超かわいいボーカルの。『ギターがいない。やってくれない?』と言われた」そうで、元々、REBECCAや山下久美子など女性ボーカルが好きだった難波は、サポートで参加したという。
その学園祭が「めちゃくちゃウケた」ことで、難波は「あの感覚が忘れられないからバンドをやろう」と決意。そのタイミングでパンクに出合い、自らバンドを結成。ライブハウスに出演するようになったそうだ。
高校卒業後は、そのバンドメンバーとともに上京するも、いつしかバラバラに。当時のライブハウス・下北沢屋根裏で出会った横山に「ちょっとサポートやってくんない?」とお願いしたという。
その後、「ヤバいドラムがいる」とのうわさを聞き、三軒茶屋HEVEN’S DOORに出演していた恒岡を突撃。すぐにオファーするも、「ギターがうるさいバンドは嫌だ!」と断られたという。
そんな中、中野のとんかつ屋でバイトしていた難波は、恒岡が店に来ると“タダ”で提供。当時の恒岡は車中泊の生活だったことから「うちに泊まりなよ」とも誘ったそうで、難波は「とんかつとシャワーで俺に懐くようになった」「それでリハとか来るようになって、一生懸命やるようになった。それからだね」と結成当初を懐かしんだ。
