宮本亞門氏、ももクロ・百田夏菜子に感銘「なんという人だ」 歌に命が宿った瞬間明かす

演出家の宮本亞門氏が、テーマ「LIFE IS BEAUTIFUL」を掲げたガラ・コンサートを26日、新国立劇場オペラパレスで開催した。この舞台に出演したももいろクローバーZの百田夏菜子に深く感銘を受けたことを明かした。

宮本亞門氏【写真:ENCOUNT編集部】
宮本亞門氏【写真:ENCOUNT編集部】

テーマ「LIFE IS BEAUTIFUL」を掲げたガラ・コンサート

 演出家の宮本亞門氏が、テーマ「LIFE IS BEAUTIFUL」を掲げたガラ・コンサートを26日、新国立劇場オペラパレスで開催した。この舞台に出演したももいろクローバーZの百田夏菜子に深く感銘を受けたことを明かした。

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「なんという人だ、#百田夏菜子 という人は。ガラ・コンサート『LIFE IS BEAUTIFUL』の終演後、ある男性が『夏菜子さん稽古中、大丈夫でしたか?』と聞いてきた。僕は募金集めに忙しくただ『あっ、はい』としか返答できず後悔しているのでここに記す」と投稿した経緯を明かした。

 宮本氏が百田と初めて対面したのは、本番の3日前。けいこ場での第一印象についてこう語る。

「華奢で寡黙な巫女のようで、微笑み下に絶対に成し遂げるという強い意志を感じた」

 百田が歌う楽曲は、ミュージカル『ウィズ』の楽曲『HOME』。マイケル・ジャクソンも出演したことで知られる作品であり、「ダイアナ・ロスが最後に3分半も歌う難曲」だという。

「曲中、次々と感情が変化して、どれほど自分が幸せだったかを確信していく。かつてAKBの実力派に歌ってもらったことがあったが、夏菜子さんのはそれとは違っていた。1度目に歌った時は可愛らしいものだったが、驚いたのはその後だ」と、展開に驚かされたことを告白。

「僕がコンサートの趣旨やガザ地区の子どもたちが今、飢餓状態になっている現状、HOMEを壊されて立ち尽くす姉妹の写真を見せると胸が詰まったようで目を真っ赤にして『歌えない』と呟いた。僕が言う『それでも生きようとしている彼女たちに、もっと強く、どんな酷い状況でも必ず未来があると勇気づけて!』すると2回目から歌に命が入った。3度目、歌は言霊となって広がり、稽古場にいる人々が涙ぐんでいる。『名優は演技ではなく、そのものとして存在する』夏菜子さんはそれがあった」

 そして、「本番、歌うま揃いの方々の中、観客に全身全霊でガザの子どもたちに身を捧げ多くの観客の心を震わせた。僕は男性に言いたかった『大丈夫なんてもんじゃない凄いよ。なんという人だ、百田夏菜子という人は』」と締めくくった。

次のページへ (2/2) 【写真】純白ドレス姿の百田夏菜子
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