AAAの與真司郎が26日、都内で行われたフォトエッセイ『人生そんなもん』発売記念会見に出席。現在はフリーであることを明かしつつ、未来に思いをはせた。

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　本書は、與が自らの人生を振り返り、2023年7月に自身の口からゲイであることをカミングアウトするまで、幼少期に感じた違和感やそのエピソード、アーティストデビューを果たすも誰にも言えない悩みを抱え孤独感を味わっていたこと、自分らしい人生を送るためにロサンゼルスへの留学・移住を決断したことなどなど、またカミングアウトした後の人生が赤裸々につづられている。

　與は本書で、ロサンゼルスで付き合った2人の男性との恋愛についても赤裸々につづっている。「ファンの方は読みたくないと思う方もいるかもしれませんが、僕の中で恋愛によって人生観が変わったので、抜かすことができなかった」と語ると、「めちゃくちゃ迷ったんです。アーティストとか芸能人ってあまり昔の恋愛のことを話さない方が普通じゃないですか。しかも僕はゲイということで、また一つハードルが上がるのかも……と思ったんです。一度は入れなかったのですが、その2人がいてくれたから、いまの僕があると思ったので」と決断した経緯を明かしていた。

「これからもオープンにしていきたい」と語った與。しかし「いまはシングルなんですけれどね」と苦笑いを浮かべると「将来パートナーができたら、自信を持って手をつないで歩きたいなと思います。日本でも女の子同士、男の子同士、普通の手をつないで、それに対してみんながジャッジしない社会になってくれればいいなと思っています」と未来に思いを馳せていた。

　また與は、日本がパートナーシップを導入していないことに触れられると「僕は日本で生まれ育って日本が大好き。母国が日本で良かったなと何度も思っています。その自分が生まれた国で、皆さんと同じ権利や人生の選択肢が得られたら幸せだなと思います」としみじみ語っていた。