RIZIN、異例の体重差30kg超のボクシング戦 皇治が“反則王”と対戦「ほんま殺す気やね」

格闘技イベント「RIZIN」は25日、都内で会見を行い「RIZIN男祭り」(5月4日・東京ドーム)の新たなカードを発表した。皇治の参戦が正式決定。対戦相手は体重差のあるシナ・カリミアンと発表された。

シナ・カリミアン(左)と皇治の対戦が発表された【写真:ENCOUNT編集部】
シナ・カリミアン(左)と皇治の対戦が発表された【写真:ENCOUNT編集部】

蓄積ダメージへの心配の声に「フェラーリがぐちゃぐちゃなっても僕、無傷」

 格闘技イベント「RIZIN」は25日、都内で会見を行い「RIZIN男祭り」(5月4日・東京ドーム)の新たなカードを発表した。皇治の参戦が正式決定。対戦相手は体重差のあるシナ・カリミアンと発表された。

 これが禊なのか。危険を伴う一戦となる。“鋼のエンペラー”皇治は身長173センチ、体重61キロ、カリミアンは身長200センチ、体重98キロと30キロ以上の差がある。ルールは「RIZINスタンディングバウト特別ルール」で契約体重は98キロ、試合は3分×3Rで行われる予定となっている。榊原信行代表いわく「グローブハンデ」はありだという。

 どのように戦うのか問われた皇治は「社長、ほんま殺す気やね。まぁでも僕も偉そうなこと言ってやってきたので、ここでいも引くこともできひんし真っ向勝負しますよ。それぐらいしかできないと思ってますし。体重重い人とやらせてもらったので、その経験は生かしたい」と話した。

 一方のカリミアンは試合を受けた理由を聞かれ「誰か教えてやらないと。ルールを守るとか守らないとか。交通違反はどうにかしてくれって話です」と皇治がフェラーリで単独の物損事故を起こしたことを引き合いに出し攻撃していた。

 だが、カリミアンもこれまで何度もルールを破ってきた。終了のゴングが鳴ったあとも打撃を繰り出したり、汚い言葉を吐くことから付いたあだ名は“K-1の反則王”。昨年大みそかのRIZINでは安保瑠輝也と対戦。スタンディングバウトルールで違反のバックハンドブローを繰り出したり、レフェリーを殴った。4月には格闘技イベント『GLORY』のヘビー級トーナメント1回戦でブレイクがかかったタイミングで右フックを繰り出すなどしている。

 記者にルール違反はしないのかと問われたカリミアンは「どうでしょう」と含みを持たせ「私はルールが大好きなので、絶対にルールを守ってますから。今回もそうします」とよく分からないことを口に不敵な笑みを浮かべていた。

 榊原代表から「『GLORY』でもやってたよね?」と話を振られると「みなさん試合を見てくれたと思うんですが、判定が異常におかしかったと思っていましてバックハンドブローでも相手をしっかりと倒して、運が悪かった試合だったんですけど。今回は大きな舞台に上がるのが楽しみで……」と真顔で語り、反則については届いていないようだった。

 また皇治の蓄積ダメージを気にする声も。これに当の本人は「いやぁないですね」とけろり。「僕基本、殴られていることを無視してるので、なんとも感じないです。ブアカーオ戦も何にも気にしなかったです。この世の中に体重差とかダメージとかあるのかな? っていうのが僕の疑問なのでファイターころころ倒れてますけど、そいつらの気持ちが知りたいのが本音で」と明かした。そして最後に「フェラーリあんなぐちゃぐちゃなっても僕、無傷ですからね」と笑った。

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