日向坂46卒業から1年、斎藤京子の初主演映画がカンヌ出品「夢のよう」…監督からは感謝「心から敬服」
元日向坂46メンバーで俳優・齋藤京子の初主演映画『恋愛裁判』(深田晃司監督、公開日未定)が、第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に正式出品されることが決定し、24日、配給の東宝が発表した。グループ卒業からわずか1年。齊藤が俳優として世界3大映画祭の舞台に立つ。

所属事務所から契約違反で訴えられたアイドル役
元日向坂46メンバーで俳優・齋藤京子の初主演映画『恋愛裁判』(深田晃司監督、公開日未定)が、第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に正式出品されることが決定し、24日、配給の東宝が発表した。グループ卒業からわずか1年。齊藤が俳優として世界3大映画祭の舞台に立つ。
『恋愛裁判』は、深田監督が「元アイドルの女性に賠償命令」という新聞記事を目にし、その内容から着想を得た構想10年の作品。契約書に記された「恋愛禁止ルール」に反する行動をしたとして、所属事務所から「契約違反」と訴えられ、裁判へと発展した女性アイドルの姿を描いている。
恋に落ちる主人公の人気アイドル・山岡真衣を演じたのが齋藤。昨年4月5日、横浜スタジアムでの卒業公演でグループでの活動にピリオドを打ち、その後は持ち前の演技力と対応力でドラマ、バラエティー番組に出演してきた。そして、初出演の同作がカンヌ出品となり、齊藤は「本当に夢のようで、言葉にできないほどうれしかったです」と喜び、「この映画をたくさんの国の方々に見ていただけることが楽しみです。深田監督とご一緒させていただけたことを心から光栄に思います」と感謝している。
深田監督と齊藤は会期中、現地でレッドカーペットを歩き、公式上映に参加する予定。深田監督「構想から10年かかったこの映画を最高の形でお披露目できることをうれしく思います。一つ言えることは、齊藤京子さんとの出会いがなければこの映画は完成しなかったということです」と回顧。そして、「絵空事でしかなかった脚本に全身全霊で血肉を与えてくれた齊藤さんに心から敬服しています。また、長年にわたりこの企画を信じて導いてくれたプロデューサー陣、現場を支えてくれた最高のスタッフ、キャストには感謝しかありません。ぜひ、多くの人にこの映画を楽しんでほしいです」と呼びかけている。
