俳優の吉沢亮が23日、都内で行われた、主演映画『国宝』（6月6日公開）完成報告会に横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、田中泯、渡辺謙、李相日監督とともに出席。イベントではハリウッド俳優の渡辺が吉沢の演技を絶賛し、「代表作になるね」と太鼓判を押した。

　渡辺はオファーを受けた際、「本を読んだ時に、こんなの映像なんかできないし、誰もこんなのできないよって思ったんですよ。でも、いたんですね、ここに。こんな生意気なこと言うとあれなんですけど、これまでもいろいろ大河ドラマやったり、映画もたくさん出てると思うんですけど、僕、本当に試写を見た後にすぐ李に『これ、吉沢の代表作になるね』って言ったんです」と高く評価した。

　そのうえで、「この作品を背負う覚悟と、ある種の執念みたいなもの、それをやっぱ亮が持ち続けて……。試写を見た時には、一応俳優仲間として、すごいものを作ったなこいつって、すごい尊敬できました」と賛辞を送った。

　この言葉に対し、吉沢は「本当にありがとうございます。この作品はかなりの思いをかけて臨んだ作品で、本当にこの作品が僕の代表作になってくれたらいいなって思いでやらせていただいていた作品。すごくうれしいですね。ありがとうございます」と、感謝と喜びをかみしめていた。