中山忍、姉・美穂さんからの忘れない言葉「お姉ちゃんが守るから」 心細さを吐露「これからどうやって生きていったら」

昨年12月に急逝した俳優の中山美穂さんの「お別れの会」が22日、都内で開催され、俳優であり美穂さんの実妹の中山忍が、数か月たった現在の心境を語った。

現在の心境を語った中山忍【写真:ENCOUNT編集部】
現在の心境を語った中山忍【写真:ENCOUNT編集部】

中山美穂さんの「お別れの会」が22日に開催

 昨年12月に急逝した俳優の中山美穂さんの「お別れの会」が22日、都内で開催され、俳優であり美穂さんの実妹の中山忍が、数か月たった現在の心境を語った。

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 祭壇には美穂さんが「大好きだった」というダリアの花が55本、さらにバラやアジサイなど、季節の花々約5000本に囲まれた笑顔の美穂さんの写真が飾られるなか、関係者約700人をはじめ、一般ファンの多くが美穂さんをしのぶために足を運んだ。

 会の前に囲み取材に応じた喪主の忍は「情けない話なのですが、今の方が泣いてしまうんです。これが夢だったら良かったのに」と現在の心境を述べると、日を追うごとに寂しさが増していっているという。

 3人姉弟だった忍。「とても優しい人でした」とつぶやくと「私には姉と弟がいるのですが、いつも姉は『忍と弟のことはお姉ちゃんが守るから』というのが口癖でした。私は本当にその言葉を真に受けて生きてきてしまったので、姉が急にいなくなってしまったことに『これからどうやって生きていったらいいのかな』と本当に心細いんです」と思いを吐露する。

 さらに忍は「私はよく姉にいろいろなことを相談しました。時には愚痴ることもあったのですが、そのたびに『忍は大丈夫だよ』と即答するんです」と思い出話を語る。

 忍は「こちらは真剣に相談しているのに、いつも簡単に『大丈夫』というから、ちょっと腹が立って『何でよ!』ということもありました。すると姉は『大丈夫だよ。だって忍は可愛いんだから』って。もう親バカならぬ姉バカもここまで極まったか……と思うぐらいでした。その時は恥ずかしかったので、聞こえないふりをしていましたが、その言葉はいつも私の心の支えになっています」と悲しみの中にもほっこりした話で、時折笑顔も見せていた。

 美穂さんの「大丈夫」という言葉――。忍は「これから私は姉の『大丈夫』という言葉を胸に頑張りたいです。私が仕事を頑張ることで、姉のことを思い出すきっかけになってもらえれば」と前を向くが「今年の3月1日で姉は55歳だったんです。そしてデビュー40周年で、コンサートツアーもやらせていただく予定でした。たぶんファンに方に直接『40年応援してくださってありがとうございます』と言いたかったと思うんです。それがこんなことになってしまい……」と美穂さんの無念だった思いに涙を流していた。

 それでも忍は「決してこういう形で集まっていただくことは望んでいなかったと思いますが、姉をしのんで、こうして会に足を運んでくださることは喜んでいると思います」と美穂さんに変わって感謝を述べていた。

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