中山忍、姉・美穂さんのお別れの会で涙 幼少期のけんか、コンプレックス告白「素直にすごいと言えなかった」
昨年12月に亡くなった俳優・中山美穂さん(享年54)の「お別れの会」が22日、都内で開催され、喪主であり、美穂さんの実妹である俳優・中山忍が囲み取材を行った。

喪主を務める妹の忍
昨年12月に亡くなった俳優・中山美穂さん(享年54)の「お別れの会」が22日、都内で開催され、喪主であり、美穂さんの実妹である俳優・中山忍が囲み取材を行った。
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2024年12月6日に、東京・渋谷の自宅で亡くなった美穂さん。喪主を務める妹の忍は神妙な面持ちで報道陣の前に現われると「まさかこんな形でお別れをするなんて……。この状況に姉本人が一番驚いていると思うんです」と美穂さんをおもんぱかると、「でも、こうしてキングレコードさんと所属事務所や関係者の皆さまのおかげでお別れ会を開いていただけて、本当に感謝しております」と挨拶。
続けて忍は「正直まだお別れを言いたくない。ただただもう一度会いたいです」と胸の内を明かすと「なんでいないんだろう。なんでもう会えないんだろう。もっとこうしていればよかったと後悔みたいな思いがたくさん出てきてしまうんです」と心が乱れてしまう日々だという。
祭壇には美穂さんが「大好きだった」というダリアの花が55本、さらにバラやアジサイなど、季節の花々約5000本に囲まれた笑顔の美穂さんの写真が飾られている。しみじみと写真を見つめた忍は「子どもの頃はよくテレビのチャンネル争いをしていました。私はアニメが見たくて、姉は歌番組。本当にけんかばかりでした」と思い出話を明かすと「その後、お互い芸能の仕事をするようになると、妹の私がいうのもなんですが、素直に『お姉ちゃんってすごいんだな。トップアイドルってこういうことなんだな』と思うようになったんです」と語る。
一方で「それがうらやましくもあり、コンプレックスでもありました。昔は素直に姉に対して『すごい』とは言えなかったんです」とスターの妹ならではの苦悩も吐露するが「でも、今は皆さまに愛していただきました中山美穂は偉大だったと言えます」と涙ながらに語っていた。
最後に忍は「ファンの方に一つだけお願いがあります」と切り出すと「私がすごく悲しんでいる姿を心配してくださった方が『亡くなられた方は、とても穏やかで温かな場所に行くんです。美穂さんもそこにいるから心配しなくていいですよ』と声を掛けてくださったんです」というエピソードを明かし、「そして姉のことを思い出すたびに、姉のそばにふわふわってお花が咲くそうなんです。姉は歌や映画、ドラマとたくさん残しているので、何かの折に歌を聴いたり、作品を観てくださって、姉のことを思い出してほしいんです。本当に勝手なお願いですが、姉のことが大好きだったので、どうかいつまでも姉のことを覚えていてください」と涙ながらに思いを述べていた。
