ASKA、デビューから46年がたち「いろんなことがあった」 大切にしているのは「自分の音楽の原型に出会った頃の作品」
シンガーソング・ライターのASKAが、都内のNHK放送センターで行われた『tiny desk concerts JAPAN~ASKA~』の収録に参加。オフィスの中で『SAY YES』『PRIDE』など5曲を披露した。

NHK『tiny desk concerts JAPAN~ASKA~』の収録に参加
シンガーソング・ライターのASKAが、都内のNHK放送センターで行われた『tiny desk concerts JAPAN~ASKA~』の収録に参加。オフィスの中で『SAY YES』『PRIDE』など5曲を披露した。
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米国の公共放送NPR(National Public Radio)がネット展開した音楽コンテンツ『tiny desk concerts』は、タイトル通りオフィスの小さな机でアーティストがパフォーマンスを行う斬新なスタイルのライブが話題を呼び、全世界にブームを巻き起こした人気コンテンツ。
NHKは、本家・米国NPRよりライセンス供与を受け、2024年に『tiny desk concerts JAPAN』を放送し、B’zの稲葉浩志、小沢健二、君島大空合奏形態など、さまざまな世代のトップアーティストが出演。大きな反響を受けて4月からスタートするSeason2は、ASKAがトップバッターを務める。
収録会場となったオフィスのフロアの一角には、NHKのスタッフ約200人が詰めかけ、ライブハウスさながらの空間に。熱気に包まれたオフィスに登場したASKAは、初体験となる収録スタイルに「ぶったまげた設定ですよね」と驚いた様子を見せたが、早速『はじまりはいつも雨』で美声を響かせ、コンサートのオープニングを飾った。
2曲目には、「予定に無かったんだけど、この曲はやらせていただきたかったのでワンコーラスだけ」と前振りしてから『SAY YES』をテレビサイズで披露。90年代を代表する名曲に魅了されたオーディエンスは、ASKAが歌い終えた瞬間に割れんばかりの拍手と歓声を送った。
3曲目に『僕はこの瞳で嘘をつく』、4曲目に『太陽と埃の中で』を歌唱すると、改めて「こんなことをやらされたのは初めてだよ」と笑顔。「僕もここに来るまで、どういう状況なのかまったく想像がつかなかった。ここの(歌唱)スペースは4畳半くらい。こういう音楽の在り方もあるのだと思っています」と感想を述べた。
収録が巻いていることに気づくと、「アドリブやってみようかな?」とピアノの音色に合わせて即興でオリジナル曲を披露。まさかのサプライズにオーディエンスは歓喜し、ASKA自身も「いいメロディだったよね」と大満足な様子だった。
ラストナンバーとなる5曲目の歌唱を前にASKAは、「デビューしてもう46年、いろんなことがあった。自分の音楽の遍歴において、いろんな刺激があって、今もなお求めている。曲を書き出して10年目の頃に、自分の音楽の原型に出会った頃の作品というのは大切にしています」と思いを吐露。1989年にリリースされたCHAGE and ASKAのアルバム曲から『PRIDE』をエモーショナルに歌い上げ、名曲ばかりの豪華な収録を締めくくった。
『tiny desk concerts JAPAN~ASKA~』
【出演】ASKA
【放送日時】
〈総合〉4月28日(月※日曜深夜)午前0時25分~0時54分
〈NHKワールド JAPAN〉4月27日(日)午前11時10分~11時39分、午後7時10分~7時39分、4月28日(月※日曜深夜)午前0時10分~0時39分、午前6時10分~6時39分
