タモリ、料理する中で老い実感「かなりぼけてますね」 老化食い止めるために「歩く」
タレントのタモリ(79)が21日、都内で行われたNHKスペシャル『人体III』(27日放送開始)の試写会・出演者会見に、京都大学 iPS 細胞研究所 名誉所長・教授の山中伸弥氏とともに出席。日頃の生活の中で老いを感じる瞬間と、老化に抗うために取り組んでいることについて語った。

冷蔵庫に向かって2、3歩歩き「何を取りに来たんだろう?」
タレントのタモリ(79)が21日、都内で行われたNHKスペシャル『人体III』(27日放送開始)の試写会・出演者会見に、京都大学 iPS 細胞研究所 名誉所長・教授の山中伸弥氏とともに出席。日頃の生活の中で老いを感じる瞬間と、老化に抗うために取り組んでいることについて語った。
タモリと山中氏のダブル司会による同番組。この2人が出演する「人体シリーズ」は、2017年から放送開始のNHKスペシャル『人体~神秘の巨大ネットワーク~』にはじまり、関連番組を含めて15本を制作してきた。約4年ぶりに制作された「人体」の最新シリーズのテーマは「命とは何か」。命のメカニズムをCGを活用して映像化し、全4回にわたって放送する。
タモリは、1989年から放送が始まったNHKスペシャル『驚異の小宇宙 人体』から司会を担当しており、長年同シリーズに携わってきた。今回のテーマには「むつかしい」と頭を悩ませるも、「助けてくれるのが、抜群のCG。かなりの理解ができると思っています。むつかしいものを、かなり噛み砕いてわかりやすくした番組で楽しめると思うので、よろしくお願いします」と呼びかけた。
現在79歳で、8月22日の誕生日で80歳を迎えるタモリ。同番組の内容にちなみ、老化を感じる瞬間を聞かれると「かなりぼけてますね」と言い、「毎日料理をしているんですけど『これは冷蔵庫にあるので取りに行かないと』って冷蔵庫の方に向いて2、3歩歩いたとき、『何を取りに来たんだろう?』って」と明かした。
老化に抗うためにしていることとして、タモリは「まず、歩くことですね」とコメントし、「歩くことでなんとか脳が働いていると思います。でも、あと1年後どの程度ボケるのか、予測がつかない。歩けばなんとか脳の活発さを保てると思う。老化を少しでも食い止めていると思います」と話した。歩くことが老化の対抗策になることについては、山中氏も認めた後「僕は走ってますけど」と言い、報道陣を笑わせた。
会見には、NHKの久保田祐佳アナウンサー、制作統括の丸山優二氏、白川裕之氏も登壇した。
