染谷将太、NHK大河で喜多川歌麿を演じ充実感「想像力を大きく膨らませて演じる」
俳優の染谷将太が21日、都内の東京国立博物館 平成館で行われた特別展『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』の取材会に登壇した。

『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』取材会
俳優の染谷将太が21日、都内の東京国立博物館 平成館で行われた特別展『蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児』の取材会に登壇した。
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江戸時代の傑出した出版業者である蔦重こと蔦屋重三郎は、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られている。同館で22日から6月15日まで開催される本展では、蔦重の活動をつぶさに見つめながら、天明、寛政期を中心に江戸の多彩な文化を体感することができる。
NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で喜多川歌麿役を演じ、本展の広報アンバサダーを務める染谷は、本展を一足先に体験し「本当に感動しました。大河ドラマの撮影中で演じている身でもあり、撮影でも使われていた吉原大門が立っていて、そこを抜けたら発見ともに本物が見られて、源内先生のエレキテルであったり鳥肌が立ちました。江戸時代と現在の我々が地続きで続いていると実感しました」と感想を述べた。
歌麿を演じて、「筆で絵を描くということは、絵師を演じているみなさんは自分で描いている。その練習はむずかしいですね。でも、すごく楽しくて筆が乗ってくると気持ちが高ぶってくるというかすごく大好きな時間でもあります」とコメント。役作りについては、「資料があまり残っていないので、想像しながら演じなければいけない部分も多々あるのですが、それに悩みながらも自分の想像力を大きく膨らませて演じる時間も楽しんでいます」と充実感をにじませた。
大河の撮影を通じて江戸時代のファッションに興味を持ち始めたことを明かし、「時代や自分が演じる役柄によって、着る物も変わってきたりする。変わると必ず所作も変わってくるので、今回は江戸の身なりで町人としてのさばき方は、また改めて勉強しておもしろいと思っています」と言及。展覧会の開幕へ向け、「蔦屋重三郎という人を通して、江戸の時代の文化の中に入っていける展示だと思いました。一歩踏み入れると、そこに江戸が広がっている。ここに来ることで感じ取れる空気があると自分も肌で感じました。是非ご来館いただきたいです」とメッセージを送った。
