第1子誕生でLA祝福ムード…街に点在するドジャース・大谷翔平の壁画スポットBEST5
昨夏から、31歳のフリーアナウンサーが米ロサンゼルス(LA)で暮らしている。富山、埼玉のテレビ局でキャリアを積んだ菅久瑛麻(すがひさ・えま)。彼女は現地の大学院に留学した夫をサポートし、自身も語学学校に通っている。1度、仕事に区切りをつけての移住ゆえにともに無収入。果たして、日本では考えられない程の物価高にある米国でやっていけるか……。そんな不安もある中で感じた驚き、戸惑い、感動をつづる不定期コラム「フリーアナ・菅久瑛麻、物価高にあ然…初めての米国生活」の第13回テーマは「大谷選手の壁画」です。

昨夏、移住した菅久瑛麻アナが選定
昨夏から、31歳のフリーアナウンサーが米ロサンゼルス(LA)で暮らしている。富山、埼玉のテレビ局でキャリアを積んだ菅久瑛麻(すがひさ・えま)。彼女は現地の大学院に留学した夫をサポートし、自身も語学学校に通っている。1度、仕事に区切りをつけての移住ゆえにともに無収入。果たして、日本では考えられない程の物価高にある米国でやっていけるか……。そんな不安もある中で感じた驚き、戸惑い、感動をつづる不定期コラム「フリーアナ・菅久瑛麻、物価高にあ然…初めての米国生活」の第13回テーマは「大谷選手の壁画」です。
皆さま、こんにちは。新年度をいかがお過ごしでしょうか。ロサンゼルスは日差しが暖かく、日中は半袖で過ごせるようになってきました。市内を歩くと、いたるところでドジャース2年目・大谷翔平選手の壁画を目にするようにもなりました。そこで今回は、ランキング形式で5つのお勧めスポットをご紹介します。物価高の米国ですが、店を利用しなくても無料で撮影可能です。

・第5位 ダウンタウンのスポーツウェア専門店・Pro Base
バットを持ち、まっすぐ見つめる大谷選手の眼差しが印象的です。店のオーナーは、大谷がドジャースへ移籍するというニュースを聞き、すぐにアーティストを手配したそうです。オーナーによると、たくさんの人が建物に立ち寄って写真を撮ったり、自撮りをしたりしているとのこと。日本の団体旅行客からの問い合わせもあるそうです。
この場所は、目前の道路が午前8時~午後6時、4時間無料のストリートパーキングになっているので、車を止めてゆっくりと撮影を楽しむことができます。ただ、決して治安が良い地域ではありません。訪れる際は午後3時頃までが良いでしょう。

・第4位 ハリウッドサイン北部バーバンクの酒店・Starz Liquor
この大谷さんは艶やかな肌感が特徴的で、バットを構えたムーキー・ベッツ選手とともに描かれています。店の壁に絵を描くことを思いついたのは、この店の共同オーナーのメリー・タダさん。アーティストと連絡を取り、約1年の話し合いをへて制作したそうです。途中、悪天候に見舞われて完成までに6日を要したとのことですが、この壁画は新たな集客をもたらしているだけでなく、近隣住民も喜ばせてます。
ここの目前にも無料の駐車場がありますが、2台分しかないので、有料ストリートパーキングの使用も念頭に置いてください。私は向かいにあるRaising Cane’s Chiken Fingers沿いのパーキングに駐車しました。近くに薬局もありますが、利用者以外の駐車は禁止。違反をすると、車をレッカーされることがあります。

・第3位 ハモサビーチの酒店、Ocean View Liquor
この絵を描いたアーティストのゼルメノさんは当初、ロサンゼルスのホッケーチーム、キングスと野球のドジャース、バスケットボールのレイカーズを壁に描くつもりでした。しかし、大谷選手がドジャースと契約すると知り、絵の中央に大谷選手を描くデザインに変更したそうです。
ここには午前10時~深夜まで1時間無料(火曜日午前10時~午後1時を除く)のストリートパーキングがあります。また、ハモサビーチは映画『ラ・ラ・ランド』のロケ地としても知られています。壁画撮影をしつつ、観光を楽しむのも良いかもしれません。

・第2位 ダウンタウンのグランドセントラルマーケットにある壁画
大谷選手のエンゼルスからドジャースへの移籍に合わせ、24年春に完成しました。作者はジョナス・ネバーさんです。
グランドセントラルマーケットは1917年にオープンした歴史的な市場で、観光客にも人気があるスポットです。メキシカン、イタリアン、ドイツのソーセージ、寿司など多国籍なグルメがそろっているのが特徴です。私のお気に入りはThe Donut Manのストロベリードーナツ。いちごがごろごろ入っていて写真映えしますし、食べ応えもあります。大谷選手の壁画とグルメでにぎわうお勧めの場所です。

リトル東京の歩道には大谷のアニメにつながるQRコード
・第1位 リトル東京のMiyako Hotel
ここは24年3月末にお披露目された人気スポットです。絵のタイトルは「LA Rising」で、大谷選手が打者と投手の二刀流で活躍する様子が描かれています。近くの歩道には、QRコードがあり、それをスキャンすると拡張現実(AR)アニメーションで動く大谷選手を見ることができます。ぜひ、試してみてください。
また、リトル東京にあるミヤコホテルのロビーでは、スタッフさんがこの壁画について説明をしてくれます。ロビーに置いてあるリトル東京周辺地図には、レストランやドジャースタジアムへの行き方が日本語で書かれているので、参考になると思います。
それにしても、LAでの大谷選手の存在感はすさまじいです。真美子夫人との間に第1子の女児も誕生し、祝福ムードで壁画にカメラを向ける人がさらに増えそうです。日本人として、何だか誇らしい気分。あらためて、大谷選手に感謝です。
□菅久瑛麻(すがひさ・えま) 1993年10月7日、ドイツ生まれ。白百合女子大文学部英語英文学科卒。2016年4月、富山県のチューリップテレビにアナウンサーとして入社。情報番組、報道番組のMCなどを担当し、20年3月末に退職。フリーアナウンサーに転身し、同年4月から23年3月まで、テレビ埼玉で情報番組のMCなどを担当。資格は温泉ソムリエ、食生活アドバイザー、防災士、証券外務員二種、MBAなど。162センチ。
