STU48、48グループ史上初の挑戦で示した可能性「秋元先生が書く詞で両思いの曲は珍しい」

「STU48」の瀧野由美子【写真:山口比佐夫】
「STU48」の瀧野由美子【写真:山口比佐夫】

フェースシールド、マスク、アルコール消毒を表現した振り付け「辻本さんの個性があふれている」

――今回は4thシングル「無謀な夢は覚めることがない」に続き、辻本知彦さんが計3回目となる振り付けを担当されました。ダンスのポイントについても聞かせてください。

薮下「今回は今の日本の現状を詰め込んだ振り付けになっています。例えばサビの『とっておきの恋をしよう』の部分で移動する時にはフェースシールドを表していたり、マスク、アルコール消毒して手洗いとか、本当に辻本さんの個性があふれていると思います」

瀧野「言われないと気づかないかもしれないね」

「STU48」の薮下楓【写真:山口比佐夫】
「STU48」の薮下楓【写真:山口比佐夫】

薮下「STU48のかわいらしさも残しつつ、ダンスパフォーマンスを通して『ちゃんとアルコール消毒しましょう』とか伝えられる振りを入れてくださっているのは素敵だよね」

立仙「私たちの振りもマスクとかアルコール消毒が出てくるんですけど、実はこないだまで知らなくて(苦笑)」

薮下「えー、そうなんだ(笑)」

「STU48」の立仙百佳【写真:山口比佐夫】
「STU48」の立仙百佳【写真:山口比佐夫】

立仙「2期研究生は知らないまま振り覚えをしてしまったんですけど、あとから考えたらイメージが重なりました。ほかにも1期生さん、ドラフト3期生さんとは結構違う部分があって、体を大きく使って元気でフレッシュな振り付けなので注目して頂きたいです」

瀧野「私は歌詞の意味をよく考えてと、アドバイスを頂きました。サビの『もし世界が終わったとしても悔いのないように……』とか、このご時世でできなくなったこともたくさんあるので、かわいくて明るい振り付けのなかでも、奥深い歌詞のことを考えて踊るようにしました」

(中編に続く)

□瀧野由美子(たきの・ゆみこ)、1997年9月24日生まれ、山口県出身。STU48 1期生で、すべての表題曲でセンターを務めるグループの顔。姉の影響を受けて中学校から始めたサックスには定評がある。中学2年生の頃から飼っている愛犬あんこへの溺愛ぶりも見逃せない。ニックネームは「ゆみりん」。

□薮下楓(やぶした・ふう)、2000年10月7日生まれ、大阪府出身。STU48 1期生。冠ラジオ番組を持つ変幻自在なトークと、グループ全体を俯瞰できる広い視野を兼ね備えた唯一無二の名バランサー。6年間のバスケ経験で磨かれた負けん気とたゆまぬ努力で、パフォーマンス面でも輝きを放つ。ニックネームは「ふう」。

□立仙百佳(りっせん・ももか)、2004年11月30日生まれ、高知県出身。STU48 2期研究生。満開の笑顔とダンス経験を生かした全力パフォーマンスで新たな風を吹かすニューヒロイン候補。AKB48チーム8所属の姉・愛理がツイートする「ももちゃん語録」では天然爆発のほっこりワールドが垣間見える。ニックネームは「ももちゃん」。

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