Snow Man、STARTO社グループ初の国立有観客ライブで7万人動員 目黒蓮、ラウールらが涙…「これからも愛し合いましょう」
9人組グループ・Snow Manが19日、東京・国立競技場で自身初のスタジアムライブ「Snow Man 1st Stadium Live Snow World」の初日公演を開催した。今年1月22日にデビュー5周年を迎えたグループの記念ライブでこの日と20日は同競技場で、6月7日と8日は神奈川・日産スタジアムでの開催。初日は約7万人を動員し、水や炎、3000発の花火などスタジアムならではの豪華演出でファンを魅了した。

水量200トン、ファイアーボール・火薬3500発
9人組グループ・Snow Manが19日、東京・国立競技場で自身初のスタジアムライブ「Snow Man 1st Stadium Live Snow World」の初日公演を開催した。今年1月22日にデビュー5周年を迎えたグループの記念ライブでこの日と20日は同競技場で、6月7日と8日は神奈川・日産スタジアムでの開催。初日は約7万人を動員し、水や炎、3000発の花火などスタジアムならではの豪華演出でファンを魅了した。(取材・文=水谷賀奈子)
愛車は世界200台限定のメルセデス…ベテラン女優のクラシックな愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)
陽が沈む前、定刻の午後5時30分。ライブは『Crazy F-R-E-S-H Beat』で幕を開け、サングラスをかけた9人がメインステージに並んで登場。ラウールが全ての衣装をプロデュースし、メンバーはピンクを基調としたジャケットスタイルだ。そして、岩本照が「国立、騒ぐぞ!」とあおり、国立競技場に7万人の大歓声が響いた。
そこから『EVOLUTION』『POWEEEEER』『ブラザービート』などのダンスナンバーが続き、盛り上がりは加速。その勢いで佐久間大介と岩本が唐突にアクロバットを披露すると、ファンも歓声で応えた。
ステージでは、9人全員がソロ曲を歌った。全て初披露の楽曲で、ペンライトがメンバーカラー一色に染まる中、1人が歌い踊る背後では他のメンバーがバックダンサーやコーラスを担当。ジュニア時代を彷彿とさせる演出で個性を輝かせた。
『Tic Tac Toe』からは、総勢70人によるマーチングとのコラボレーション。久しぶりの披露となった岩本のドラムから始まり、9人全員でのスネアドラムパフォーマンス、二手に分かれてのダンスバトルなど、生演奏で迫力も加わった楽曲に仕上がっていた。『Cry out』では、アドレナリンが出まくるラウールが、踊りながら靴を脱いでしまうという“ハプニング”もあった。
MCタイムに入ると、ライブが始まった瞬間のことを振り返った。向井康二は「震えた」と言い、渡辺翔太は「絶景でした!」と感激。MC中に風が吹くと、「みんな、風感じてる?」「これが外だ!」と各々が実感を込めた。

2時間45分、全39曲披露「国立に連れて来てくれてありがとう」
後半も『EMPIRE』、『BREAKOUT』と『slow…』のマッシュアップバージョン、『Grandeur』など難易度の高いダンス楽曲を続けて披露。デビュー曲『D.D.』の際は、当時の映像を背に歌い踊るという“エモーショナル”な演出で、「常に進化し続ける」という思いも感じさせた。
さらに、『HELLO HELLO』では、10台の外周ムービングステージに乗って歌うと、地上から高さ20メートルの噴水が彼らを囲んだ。会場内はさわやかな雰囲気に一変。そして、本編ラスト曲『Dear.』を前に9人全員が観客に「国立に連れて来てくれてありがとう」「初めての経験を僕たちにくれてありがとう」などと感謝の言葉を口にした。続けて「これからも愛し合いましょう」「また、会おうね」と未来を誓った。
ファンへの思いが歌詞となった『Dear,』では、一人ずつが乗った9台のゴンドラで会場全体を見渡した。そして、思いがあふれ、渡辺、阿部亮平、目黒蓮、ラウールが涙を流した。
姿が見えなくなるまで「ありがとう!」「まじ最高!」とファンに言葉をかけながら手を振った9人。ステージが静かになっても、客席からの「Snow Manコール」は止まらず、再び全員が登場。アンコールでは7万人と「KANPAI」し、『We’ll go together』では、全3000発のメンバーカラーの花火が夜空を彩り、公演を締めくくった。
全39曲(アンコールも含む)を歌い、踊った約2時間45分。使った水量220トン、ファイアーボール・火薬3500発、花火3000発がステージを彩った。旧・国立競技場では前事務所時代からSMAP、嵐がライブを行ってきたが、2019年12月に開場された新たな国立競技場の有観客公演は、Snow ManがSTARTO ENTERTAINMENTのグループとしては初となった。海外、他事務所の奮起もあり、ボーイズグループは群雄割拠の時代になったが、トップランナーのSnow Manならでは豪華演出。残り3公演でも、9人はプラチナチケットを手にした観客と幸福なひと時を過ごしていく。
