俳優の田辺誠一が16日、自身が出演するフジテレビ系連続ドラマ『Dr.アシュラ』（水曜午後10時）製作発表会に登場し、役作りのためにしたことを明かした。

　今作で田辺は松本若菜演じる主人公・杏野朱羅の直属の上司である救急科科長の大黒修二を演じる。出世欲の塊で上司にこびへつらうも、朱羅に手を焼き出世に黄信号。妻や子供からは冷たく扱われている“ザ・中間管理職”という役柄に「下（朱羅）が全然言うこと聞かなくて、怖いんで、上と下に挟まれています」と自身の役どころについて語った。

　すると、佐野史郎から「誰も髪型に触れないですよね」と言及が。ぱっつんの前髪と特徴的なヘアスタイルは今作のために切ったと言い、司会を務めた同局の佐野瑞樹アナから「これ地毛ですか？」とたずねられると、「これ地毛です」と自身の髪をつかみ、上へ。ウィッグではないことをアピールした。

　まさかの行為に松本も「引っ張った（笑）」と驚き、会場は爆笑。Aぇ! groupの佐野晶哉からは「ボサボサになっちゃった」、佐野アナも「せっかくセットしたのに」と相次いでツッコミが入ると、田辺は「原作がこういう髪型だったんで」と説明していた。

　原作は2015年から16年にかけて『週刊漫画ゴラク』にて連載されたこしのりょう氏による同名コミック（日本文芸社／全3巻）。命と最前線で向き合う救急科を舞台に、どんな急患も絶対に断らない、そしてどんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕のスーパー救命医の活躍をノンストップで届ける救命医療ドラマとなっている。

　会見には5人のほか、荒川良々、鈴木浩介、片平なぎさ、渡部篤郎も出席した。