45年目突入の『熱闘甲子園』、古田敦也・斎藤佑樹・ヒロド歩美が今年もキャスター就任
朝日放送テレビ(ABC)は15日、番組開始45年目という節目を迎える『熱闘甲子園』のキャスターに、古田敦也、斎藤佑樹、ヒロド歩美の3人が昨年に続いて就任することを発表した。

甲子園は8月5日に開幕
朝日放送テレビ(ABC)は15日、番組開始45年目という節目を迎える『熱闘甲子園』のキャスターに、古田敦也、斎藤佑樹、ヒロド歩美の3人が昨年に続いて就任することを発表した。
『熱闘甲子園』は鉄壁のキャスター陣が売り。プロ野球で捕手として輝かしい記録を打ち立て、野球殿堂入りを果たした古田、かつて甲子園での決勝再試合で日本中を熱狂させ、“ハンカチ王子”として一世を風靡した斎藤、ABCアナウンサーとして高校野球に長く深く真摯に向き合い続け、フリーアナウンサーになってからも、春夏秋冬一年中、球児に寄り添い取材活動を続けているヒロド歩美が名を連ねる。
甲子園は8月5日に開幕。今年も『熱闘甲子園』は、TVer・バーチャル高校野球で見逃し配信される。
○古田敦也コメント
「今年、熱闘甲子園キャスター11年目になります。僕はこの番組のキャスターを務める前から番組のファンだと公言していて、今年も携わることができて嬉しく思っています。これまで、例えば、オコエ瑠偉選手(読売ジャイアンツ所属)や中村奨成選手(広島東洋カープ所属)みたいに、甲子園に来てスターへの階段をひとつひとつ上っていく姿を見てますけれど、毎年そういう選手が出てくるのを見るのがすごく楽しみで…!
一方で、期待以上の力を発揮して、自分たちの力で上に上がっていく姿を見せてくれるチームもたくさん見てきています。甲子園では筋書きのないドラマが起きますので、そういう部分を今年も楽しみにしています。番組については、選手たちはいろんな思いを背負って故郷から来ている選手が多いので、普通のスポーツニュースでは届けられない、例えば、選手たちのバックグラウンドなどをしっかりと取材してお届けできるように、今年もスタッフと一緒に頑張っていきたいと思います!」
○斎藤佑樹コメント
「私にとっては3年目となります熱闘甲子園キャスターを今年も務めさせていただくことになりました。改めて、身の引き締まる思いです。キャスターとして過ごしたこの2年間は、毎年、私自身の想像を超えるドラマと感動に出会う、かけがえのない時間でした。グラウンドで躍動する選手たちのひたむきさ、アルプススタンドからの熱い声援、そして彼らを支える多くの方々の想い。その一つひとつに触れるたび、高校野球が持つ力の大きさを再認識させられます。かつて、私もあの甲子園のマウンドに立たせていただきました。当時の熱気や興奮は今でも鮮明に覚えています。しかし、時代は流れ、野球のスタイルや価値観も少しずつ変化しています。キャスターとして、勝利や記録だけではない、一人ひとりの選手の努力、葛藤、仲間との絆、そして未来への希望といった、多様な物語を丁寧に、そして真摯に伝えていきたいと考えています。
私自身も、野球人としての経験を経て、今は野球界の未来のために何ができるかを模索する日々です。この『熱闘甲子園』という番組を通じて、未来を担う若い世代の輝きに触れられることは、私にとっても大きな学びであり、刺激となっています。3年目となる今年も、謙虚な気持ちを忘れずに、選手たちの『今』にしっかりと寄り添い、甲子園という特別な場所で生まれるかけがえのない瞬間、その空気感を、視聴者の皆様に少しでもリアルにお届けできるよう、精一杯努めてまいります。今年も皆様と一緒に、忘れられない熱い夏を分かち合えることを、心から楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします」
○ヒロド歩美コメント
「今年でキャスターとしてちょうど10年目を迎えます。この節目の年にあたり、二部制など様々な変化がある中でも、高校野球として大切にしてきた変わらないものをこれからも伝え続けたいです。キャスター就任当初は、生放送をお届けすることだけで精一杯でしたが、徐々に球児たちの声をどう届けようかと考えるようになりました。そして、古田さんや斎藤さんともご一緒するようになり、球児たちの宿舎での笑顔を伝えるという現在の位置にたどり着きました。この10年を振り返ると、忘れてはいけないのはコロナ禍で大会が中止になった2020年です。甲子園を目指すことすらできなかった球児たちがいたことを決して忘れずに、言葉には出さずとも心に留めながら番組を届けていきたいと思っています。
10年間、視聴者の皆さんや熱闘甲子園のファンの方々と接してきました。その中で、球児の姿だけでなく、ナレーションやBGM、カット割りなど、それぞれに皆さんが好きなポイントがあり、まさに360度から熱闘甲子園を見ていただいている方が本当に多いことに気づきました。身が引き締まる思いですし、そうした期待に応え続けたいと思います。この番組は、視聴者の皆さんが育ててくださるものだと感じていますので、これからも一層努力していきます。今年の放送もご期待ください!」
