2019年M-1王者のミルクボーイが15日、ABCラジオ『ミルクボーイの火曜日やないか!』（正午）に出演。16年M-1王者で、12日に『上方漫才大賞』の大賞受賞が発表された銀シャリを祝福した。

　上方演芸界で最も歴史ある賞をミルクボーイは22年に獲得しており、内海崇は「おめでとうございます」、駒場孝も「めでたいね」とNSCの2期先輩に言葉を送った。内海は「ついに銀シャリさんが大賞ですよ」と言うと、駒場も「奨励賞取って9年たってはったんやな。もう獲ってると思ってましたもんね。勝手に。『銀シャリさんはもう大賞獲ってるやろう』みたいな」と発言。内海が「世間の人はより（獲ってると）思ってたやろうな」と続くと、駒場は「実力的に。すごいもんな」と銀シャリの抜群の力量に触れた。

　内海は「（銀シャリは）教えてくれてなかったよね。みんな、黙っとくのよ」とABC・澤田有也佳アナウンサーに“口外禁止”の慣例を教えた。澤田アナが「うわさというか、そういうのは流れるんですか？」と聞くと、内海は「あった。でも確定じゃない。けど、当日のスケジュール。銀シャリさんが大阪で、NGKの1ステ（ージ）目だけ入ってて」と告白。

　駒場が「あれ何とかした方がええけどな」と言うと、笑いが起こり、内海が「2、3、4（回目の公演に）は入ってないっていう」と説明。駒場は「そんなこと普通ないです、大体」とネタバレのヒントになるとし、内海は残る可能性の地方営業もなかったと明かし「これはもうおかしすぎるっていう」といい、「わかっちゃうのよねえ」と口にした。駒場は当日の放送について「鰻（和弘）さんも『散髪して行った』って言ってたから、散髪したらバレるなっていうのはあるよな」と笑った。

　駒場が「（銀シャリが）言うてはったけど、（周囲から）『今年やろう？』って言われて『ちゃいますよ』とは…。俺らもそうやったけど。『ちゃいます』って言いたくないっていうか」と言うと、内海も「否定はしたくない」と肯定。駒場は「うそすぎるから。『わかんないっすねえ』って、みんなそう言うてたって言ってたな」と明かした。

　表彰式後のお祝いVTRで中川家の剛から「言った方がいいですよ。『大賞獲ったんですけどギャラは？』って」と“賃上げ交渉”を勧められた銀シャリ。内海は、12日に鰻と劇場対面したといい、「『おめでとうございます』言うたら、『内海、ギャラいつ上がった？』みたいな。ギャラの話」と暴露。駒場も「鰻さん、獲る前から、何年か前から『（上方漫才大賞は）獲ったらギャラ上がるやろ？』ってずっと言うてた」と二の矢を放った。

　澤田アナが大笑いする中、内海は「まずそれやってんな。名誉、名誉のことも」とイジると、駒場も「（気持ちは）わかりますけど、地位が上がりますからね。ギャラの前に」とコメント。内海は第60回を迎えた同賞について、「やすし・きよし師匠とかと同じ賞を今からでももらえる可能性があるっていうのが。これすごくない？　いとし・こいし師匠とかが獲ったやつを、今頑張ってれば獲れるっていう。これがすごい気がしますね。そんぐらい歴史あるって言う」と“カミマン”の重みに言及した。