にしたんクリニックなどを運営するエクスコムグローバルの西村誠司社長が15日、TikTokを更新し、“ガチギレ”した実業家の堀江貴文氏に理解を示した。堀江氏は今月9日に配信されたYoutube番組『REAL VALUE』に出演。プレゼンターとして登場したタレントボックスの高島玲央氏に「ご自身で演技が上手だと思いますか？」「僕は下手な方々が舞台や映像に出ることに、まだ売れてなくて技術のある方々が芸能のチャンスをつぶしてる」と言われ、「俺が出るから客が来るんだ」などと猛反論した。このバトルを見た西村氏が「堀江さんは努力の人」と明かし、堀江氏のミュージカルに懸ける思いを明かした。

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「演技じゃなく、ガチでキレしていましたね」。正直な感想を述べた西村氏は、堀江氏に同情していた。まず、「僕は堀江さんのミュージカルを見に行っている一人として、皆さんより堀江さんに近い立場です」と前置きし、持論を展開した。

「堀江さんがなぜ怒ったかという本質は、去年12月に行ったミュージカルの際、冒頭の堀江さんの長尺な台詞から始まるですよ。その尺は5～10分程度で、台本だと6ページあると僕は聞いたことがあります。これだけ長いセリフをあれだけ忙しい人がどうやって覚えたのか。相当な努力がないとあれだけの量は読めない。覚えられないと思いました。僕は素直に感動したというか、感心したというか。すごいなと思いました」

　そして、「僕はミュージカルを年間すごい数を見ていますが」と明かし、堀江氏のミュージカル魂を説明した。

「演技は上手い下手はあると思いますが、何よりも演者の方の魂みたいなその気持ちが出ているということが、その演技イコールか演技以上だなという部分があります。テクニカルな演技だったら他の演者さんの方が堀江さんよりうまいと思いますが、僕は他の『プロ』と言われる役者さんを入れても、堀江さんが一番そのミュージカルに向けての努力をしている。ミュージカル自体の興行を成功させるという思いが一番あふれ出ていました」

　その感想も踏まえ、自身のことを「堀江さんのミュージカルにはそこにリアルバリューがあると思った一人」と表現し、「来てくれた人に満足させることに誰よりも向き合っていたからこそ、あれだけガチギレしたんだと思います。堀江さんの陰での努力というのを肌で感じ取ったので、怒って当然だと思いました」などと語った。

　堀江氏は動画で言い返す高島氏に「バカじゃねぇの？　俺は本当に悲しくなるよ。俺がミュージカル毎年やってるじゃん。あれ1億円売り上げるの。おまえなんか作れね～よ。逆立ちしても作れない」と唇をふるわせながら言い放った。さらに「おまえは何の付加価値も作れてないくせに、偉そうなこと言うんじゃね～よ。バカ！」と吐き捨てた。その後、高島氏が「もっと、聞いてください」と謝罪するも許さず。セットを蹴とばし、持っていたペットボトルを投げて「消えろ」と不快感をあらわにしていた。