からし蓮根が東京進出で「熊本を背負って立つ」 『ゴット・タレント』で世界進出にも手応え
M-1グランプリ2019ファイナリストで実力派漫才師として知られるからし蓮根が、この春、満を持して東京進出を果たした。5月17日には、渋谷よしもと漫才劇場で上京後初となる単独ライブ『火の国Start』を開催する。芸歴13年目を迎えるからし蓮根が、東京進出と賞レースに賭ける思いを語った。

上京後初となる単独ライブ『火の国Start』を開催
M-1グランプリ2019ファイナリストで実力派漫才師として知られるからし蓮根が、この春、満を持して東京進出を果たした。5月17日には、渋谷よしもと漫才劇場で上京後初となる単独ライブ『火の国Start』を開催する。芸歴13年目を迎えるからし蓮根が、東京進出と賞レースに賭ける思いを語った。
ボケの伊織、ツッコミの杉本青空からなるコンビ・からし蓮根は、高校で出会い、ハイスクールマンザイ南九州地区大会で優勝。NSC大阪校 35期生としてデビューすると、2019年にytv漫才新人賞決定戦優勝、MBS『オールザッツ漫才2024』オールザッツネタバトルで優勝を果たすなど、結果を残してきた。
杉本は単独ライブの開催が決まり、「東京に来て1発目、みなさんに知ってもらうチャンスなので、頑張りたいという気持ちです」とコメント。タイトルについては、伊織が「大阪時代から“火の国”を毎回付けていた。熊本を背負って立つ気持ちがあります」と堂々とアピールした。
1か月後に迫った単独ライブでは、新ネタも披露するというが、杉本はネタ作りの状況について「今のところ、100段階でいうと0」と苦笑い。「やっと引越しが完了して落ち着いた。今からという感じです。いつも5、6本はやっているので、6本はやりたいですね」と予告した。
漫才師として常に意識してきたM-1グランプリでは、結成6年目の19年に初の決勝進出を果たしたが、20年から22年は準決勝、ここ2年は準々決勝敗退と思うような結果を残せていない。東京進出は「もう1度M-1で結果を残してから」と決めていたというが、伊織は「結局、準々決勝で負けて負けて、逆に行こうかとなりました」と明かした。
杉本は決勝進出を振り返り、「なんで行けたんやろ? というくらいむずかしいです。よく行ったなとも思いましたね」と話し、「ここでまた真価が問われる。大阪の時はある程度、からし蓮根はこういうネタ、こういうヤツらというイメージが付いていたのかなという感じがします。東京でウケるためには、そこもまた変わってくると思う。フラットな目線になるところで、一回勝負かなという感じですね」と気合を入れ直した。
一方、伊織は「毎年、そこに向かって漫才をやって来た。東京に来たということで、心機一転、何も考えずに行こうかな」とマイペースに語り、「今までは行けなかったときに落ち込んでいたりしたのですが、よく考えたらネタを考えている方でもない。それやったら、ぐっとならなくてもいいのかなと思いました。行けるのが1番うれしいんですけど」と言及した。
東京でチャレンジしたい仕事を聞くと、杉本は「とりあえず今は、来るものは拒まずというか、何でもやってみて、自分たちに向いていることを見つけていけたらと思っています。ヒップホップにプロレス、ハロプロ(ハロー!プロジェクト)が好きなので、他のジャンルの人ともお仕事をしてみたいですね」と思いを述べた。
同じ質問に伊織は、「もう何でもやりたいです。惚れやすいタイプなので、教えられたことは全部好きになってしまうんです。生まれたてのヒヨコみたいな感じ。教えられたらそれについて行くし、毎日産み落とされています」と笑顔。「西野カナさんが好きなので、とりあえず一緒にイチゴ狩りに行きたいです。それを番組でできたら」と熱望した。
YouTubeチャンネル『からし蓮根のからし詰めたろか』では、米国のオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』の収録に参加したことを報告。手応えを聞くと、伊織は「次も行く気、満々です。東京からLAに行こうかな」と自信満々に答え、杉本も「英語を習って、LAに家を借りておこうかなと思っています」と海外進出に意欲を見せた。
■からし蓮根単独ライブ『火の国Start』
日時: 5月17日(土)開場:午後6時45分 開演:午後7時
会場:東京・渋谷よしもと漫才劇場
料金:前売2500円 当日3000円 / FANYオンラインチケット(配信)1500円
