KAT-TUN解散2週間、上田竜也が作家デビュー…初作品は構想10年→旧事務所に止められ執筆中断→体制変化で再開&完成

3月末で解散したKAT-TUNのメンバーだった上田竜也(41)が、小説『この声が届くまで』(6月27日発売、KADOKAWA刊)で作家デビューすることになり、14日、同社が発表した。STARTO ENTERTAINMENTと契約しているタレントでは、直木賞候補に名を連ねたNEWSの加藤シゲアキ、ライトノベルを執筆したKis-My-Ft2の宮田俊哉に続き3人目の作家になる。

上田竜也
上田竜也

3人組バンドが武道館を目指す物語「主人公はほぼ、僕ですね(笑)」

 3月末で解散したKAT-TUNのメンバーだった上田竜也(41)が、小説『この声が届くまで』(6月27日発売、KADOKAWA刊)で作家デビューすることになり、14日、同社が発表した。STARTO ENTERTAINMENTと契約しているタレントでは、直木賞候補に名を連ねたNEWSの加藤シゲアキ、ライトノベルを執筆したKis-My-Ft2の宮田俊哉に続き3人目の作家になる。

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 KAT-TUN解散から2週間。上田が作家という「一つの道」を示した。『この声が届くまで』は日の目を浴びない3人組バンドが、メンバーの脱退や困難を乗り越え、絆を深めながら日本武道館公演を目指す青春物語。構想期間約10年で、執筆を始めたのは「グループの3人目の脱退が決まった時期」だったという。

「今後のグループのために、KAT-TUNのメンバーとして『自分がもっと何かやれることはないか?』と思い、『物語』を描くという形で、自分の思いを表現して、演じてみようと思ったんです。小説にするなどと決める前にとにかく書き始めました」

 そして、3分の2を執筆。この段階で当時の事務所に相談したものの、「今は執筆より他のことを勉強した方がいい」と言われ、中断していたという。
 
 月日がたち、事務所の体制は大きく変化。上田はこの機に動いていた。

「『執筆を再開できるのでは』と思い、事務所に直接話に行きました。去年から再度書き始め、時間はかかりましたが、その期間に感じてきたものも小説に表現できたので、その年月は決して無駄ではなかったと思っています」

 主人公の主人公の龍については「ほぼ、僕ですね(笑)」と明かし、そのキャラクターと自分自身を説明した。

「もちろんフィクションの話なので、やってる事は別ですが…共感できることが多く、なかなか自分の思いが相手に伝わらず、とても不器用な人間であります。実際、僕もよく勘違いされます。小説完成間近、あとは最終調整をするというところでグループの解散が決まりました。戸惑い悩みましたが、自分にできることをしようと前を向くよう努めました。その時、僕自身もこの物語に支えられていたと思います」

 その上で「この小説に今の自分の思いをぎゅっと詰めたので、ファンの方、世の中でグループ活動をしている人、そして、それを応援してくれてる方々にぜひ読んでいただきたいと強く思います」「 大切にしてきたグループは幕を閉じてしまいましたが、この本には僕がずっと感じてきた仲間のあり方、実現していきたかった夢が込められています。うまくいかないことがたくさんあるこの世の中で、登場人物たちはたくさんの課題にぶつかり、悩み、もがき、仲間と乗り越えようと進んでいきます」とコメント。そして、「この物語が皆さんの心に寄り添い、力になれたらうれしいです。その力が多くの方に広がっていきますように」と呼びかけている。

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